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29件のコメント

JAL機に偶然搭乗していたSTV記者が「機内はパニック状態になった」という報道を否定、冷静さを保とうとする人が多かったと思う

1:名無しさん


羽田空港で2日、日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、搭乗していたSTVの社員が事故当時の緊迫した機内の様子を手記にまとめました。

■着陸の瞬間…衝突音

1月2日、日本航空516便は定刻の午後3時50分より15分遅れて新千歳空港を離陸した。

座席は前方の中列の通路側。

機内アナウンスで最新の機体であると案内があり、内装やデザインを見渡した。

道中はまったく通常のフライトと変わらず、いつものように着陸態勢へ。

途中揺れるとアナウンスがあったが、それほど揺れなかった。

着陸の瞬間、後輪が滑走路に降りた直後だったと思う。

機体の下部に固いものが強く「ゴン!」と当たったのを感じる。

突き上げられるという表現もあるが、私の座席では体が跳ね上がるような衝撃ではなかった。

その後、「ガガガガー」という異音とともに機体は滑走路を進んだ。

酸素マスクが出たが、地上だったのでつける乗客は周りではいなかった。

衝撃の直後から乗務員は「落ち着いてください、大丈夫です」と何度も繰り返していた。

■「キャプテン!火が出ています!」炎が上がり死を覚悟

振り返ると左翼のエンジン部分あたりから炎が上がっているのがわかる。

不安が募る中、右側後方の乗客からも「火が近い」との声が聞こえ、左右両方から炎があがっているようで機内全体に動揺が広がる。

どのタイミングで機体が停止したか正確に記憶していないが、乗客の声が聞こえ始めたあたりで停止したのだと思う。

炎を目視できる客室乗務員が「キャプテン!炎が出ています!炎が出ています!キャプテン!」と大声で繰り返す。

いま思えば、緊急脱出の判断のため状況を必死に伝えていたのだと思う。

乗客からは「なんで早く出さないんだ」と声も上がる。

機内の不安はピークに…。

ここで私も一瞬、死を覚悟した。

その直後、腹をくくった。

手元の荷物を確認し脱出に備える。

後になって感じたことだが、同じ気持ちになった乗客も多かったのだろうと思う。

報道では「機内はパニック状態になった」との内容もあったが、本当のパニック状態であればあのような無事全員脱出という結果にはなっていなかったと感じる。

平常時に比べればパニックかもしれないが、その中で冷静さを保とうとする人が多かったと思う。

私の周りだけだったかもしれないが…。

停止してから脱出開始までどのくらいの時間がたったか正確に記憶していないが数分程度(3分以内)だったと思う。

もっと短かったかもしれないし、長かったかもしれない。

とにかくみな必死だった。

■みんな助かりたい…泣く女児をなぐさめる乗客

前方の客室乗務員が明るいライトを振りながら脱出を誘導しているのが目に入る。

乗務員の声は肉声だったので、乗客全員に届いたのかは定かではないが、脱出口から近い乗客から動き始め、言われることなく席の順に脱出を進める。

前方だけかもしれないが、私だけ助かりたいのではなく、みんな助かりたいという空気を感じた。

シューターを滑り降りると、先に降りた乗客がほかの乗客の着地をサポートしていた。

機体から離れ、50~60メートルくらい離れたところで振り返ると、左右のエンジン付近から炎を上げている機体が見える。

ほどなく消防車両が到着し消火活動が始まる。

滑走路上は想像以上に暗く、その中で乗務員は「10名ずつまとまってください、10名になったらしゃがんでください」と散り散りになった乗客に声をかけていた。

人数を把握するためだと感じた。

この時、エンジンの炎は小さくなっており、ひょっとしたら荷物は大丈夫かもと、淡い期待をいだく。

しかし突然、航空機のエンジンが唸るような音を上げ始め、乗務員が「さらに離れてください」と声をあげ、また散り散りに機体から離れる。

機体から100メートルほど離れたところで再び10名ずつまとまる。

機内に上着を忘れてきたと泣いている女の子を、ほかの乗客が両親と一緒に「大丈夫」となぐさめていた。

機体をみると再び炎が上がっており、客室にまで広がっているのを見て荷物をあきらめる。

■医師らが避難した乗客をサポート

全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/e68b0063d00709ea445cf2765ea439083e7a8435

 

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80件のコメント

死んだ妹が放置されて生きた隣家の男性が救出される光景を見た男性、「死んだらほったらかしでいいのか」と訴える

1:名無しさん


「体に傷が付かないよう早く暖かい所へ連れていきたい」。地震による土砂崩れで複数の住宅が倒壊した穴水町由比ケ丘で、家族4人が家に取り残された中島俊博さん(38)が悲痛な声を上げた。(穴水支局長・中川弘孝)

中島さんは60代の両親と妹(34)、妹の長男(13)の5人暮らし。地震発生時、2階にいた中島さんは階段を下りられず、傾く家の2階の窓から外へ逃れた。大量の土砂が流れ込んだ1階でほかの4人を探そうとしたが、近所の住民に「無理や。早く逃げろ」と言われ、その場を離れるしかなかった。

2日早朝から陸上自衛隊金沢駐屯地の隊員が捜索、見つかった父親とおいに意識はなかった。家屋の残骸や土砂に阻まれ、それ以上、人力での救出は断念せざるを得なかった。

3日朝、現場を訪れるとがれきの中に妹の顔が見えた。「呼ばれた気がします」。そっと毛布を掛けた。小松市と能美市の消防隊が懸命に作業を進めたものの救出できなかった。

2日には隣家の80代男性が救助された。「死んだらほったらかしでいいのか」。中島さんは目を真っ赤にして訴える。命が助かる見込みが大きい方が優先される。それは十分理解できるが、やるせなさだけが残った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a5ab4a4f79cc080f0ccf7d847bd64db7a1a104ba

 

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