急転直下です。
「5億ドル規模の永久債の早期償還を行いません」と発表して、韓国の外貨建て債券に対する信用を大きく下落させた『興国生命』が、予定どおり「来る2022年11月09日に早期償還を行う」と公表。<中略>
この『ソウル経済』の記事によれば、『興国生命』が買い戻し条件付きで債券を発行し、それを4大市中銀行が引き受け、4,000億ウォンを調達します。
1,000億ウォンは保険会社からの融資で調達。「『TAEKWANGグループ』の自己救済策の取り組みも含まれる」となっていますので、親グループからもお金を出してもらう模様です。
※『TAEKWANGグループ』は衣料品、アパレル、化学、産業、および金融サービスを手掛ける韓国のコングロマリット。『興国生命』はその傘下。
◆金利12%!
ご注目いだたきたいのは、関係者の弁として「大統領室にまで報告が入り、対策が検討された」という部分。いかに金融当局が本件を「危ない」と見ていたのかが分かります。
まさにドタバタです。さらに、
10月31日
新規永久債の発行が不可能と判断
の部分で、なぜ『興国生命』が借り換え(ロールオーバー)用の永久債の発行が不可能と判断したのか、新事実が分かりました。<中略>
コールルスキップして、そのために金利が「6.742%」に上がったとしても、新規に永久債を発行すると、金利がなんと「12%超」になるというので諦めた――のです。
12%も金利を出さないと借り換え用の新規債券が発行できないというのです。
韓国の外貨建て債券が無茶苦茶な金利にまで上昇していることが分かります。
全文はこちら
https://money1.jp/archives/93082
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