世界の半導体市場でサムスン電子が「王座」を奪還した。市場調査会社カウンターポイントリサーチは15日、サムスン電子が7-9月期に世界の半導体市場で売り上げ基準シェア1位を記録したと明らかにした。シェア16%でインテルの13%を3ポイント上回った。4-6月期にはインテルがサムスン電子を3.4ポイント差でリードしていた。<中略>
韓国半導体ディスプレー技術学会のパク・ジェグン会長は「サムスン電子がメモリー好況に力づけられ売り上げが増えた側面もあるが、インテルが技術転換の遅れでエヌビディアなどに市場を奪われた側面がより大きい。サムスンはシステム半導体とファウンドリー(半導体委託生産)分野の売り上げと利益率を育ててこそ半導体市場全体を持続してリードしていける」と話した。
サムスン電子はファウンドリー分野で依然として台湾TSMCに大きく水をあけられている。カウンターポインタリサーチによると7-9月期のファウンドリー市場でTSMCのシェアは56%、サムスン電子は15%だった。サムスン電子は状況を打開するために新たな生産方式であるゲート・オール・アラウンド(GAA)技術に死活をかけている。GAAは半導体チップの基本素子であるトランジスタをさらに小さく速く、少ない電力で作動させる技術だ。パク教授は「サムスンが来年にも新しい生産方式で量産に成功すればTSMCと同等の水準で競争が可能になる」と予想する。
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