日本には中国から伝わり独自の発展を遂げたものがたくさんあるが、中国も実は日本由来のものであふれている。なかには、中国が発祥地だと勘違いされるものもあるほどだ。中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど、「日本が発祥のもので中国で発展したもの」について、意見を求めるスレッドが立てられた。
これに対して、様々な分野から意見が寄せられた。中国人が誇りにしている「高速鉄道」を挙げた人は、総距離や速度などで中国高速鉄道は優れているが、新幹線はさすが元祖なだけあり「ソフトパワーで中国高速鉄道に勝る」と認めている。
また、意外なところでは「回転テーブル」を紹介した人がいた。中華料理店ではおなじみなので、中国由来と思っている人も少なくないが、東京のある総合結婚式場で誕生したものだと言われている。また同じく、中国でおなじみの「全自動麻雀卓」も、最初に作ったのは日本のミシン部品メーカーだ。麻雀は中国で国民的な娯楽となっているため、全自動麻雀卓の普及率も高い。
他には、「くまもん」が中国の定番のスタンプになっていると答えた人もいた。日本は最初、音を当てて「酷MA萌(クマモン)」の名前で広めようとしていたが、結局「熊本熊(ションベンション)」で定着した。とはいえ、熊本という日本の地名を広めるという意味では、十分に貢献していると言えるだろう。
ほかにも、「スマホゲームのガチャ課金」の制度や、「オタク」という文化、「二次元」などさまざまなネットスラング、それに「QRコード」や共産主義や革命、科学といった「現代中国語の単語」と答えた人もいて、日本で発明、考案された多くのものが中国人の生活を潤しているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
サーチナ 2021-10-20 13:12
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