サッカーW杯スペイン戦で決勝弾を生んだ日本代表MF三笘薫(25)の「1ミリアシスト」が思わぬ広告価値を生んでいる。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で、ゴールラインとボールと一緒に、三笘が履くプーマ社のスパイクが国際映像などで全世界に拡散。スポーツマーケティングに詳しい関係者は「あの場面は200か国以上で放送されており、同じ規模でスパイクのCMをするとなると、100億円以上はかかるだろう」と推測した。
三笘が履いていたオレンジ色のスパイクはプーマ社の「ウルトラ アルティメット」(2万3100円)。SNSでも「三笘の1ミリ」というトレンドワードとともに、スパイクに関しての投稿も相次いだ。同関係者は「検証映像では、ピッチ、ライン、ボールが注目されたが、スパイクメーカーにとっても、めちゃくちゃ“おいしい”場面だった」と話す。
国際大会を支援するスポンサー各社は自社のロゴや製品がどれだけ露出するかを測定し、主催団体などとスポンサー料を協議する。ピッチ横の看板は映像などでも目立つとされるが、試合中継では全体を捉えた映像がほとんどで、スパイクに焦点を当てた映像はめずらしい。だが、「奇跡のアシスト」で「プーマのスパイク露出量」は世界規模に。プーマの担当者も「選手たちの試合でのパフォーマンス、活躍がプーマのブランドや商品の信頼性にもつながっている」と喜んでいる。
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