【独自】「FIRE卒業」再び働く人が増加 “火だるま”市場乱高下で大損…米国でも続出
■「FIREなんかやめておけ」
一方、FIRE生活をやめざるをえなくなった人もいます。
暴威さん(38):「負けすぎて、せきが出まくる。株も、朝イチで損切りした。もう、何やってもダメ。就職する。再就職する。皆には悪いけど、ユーチューブやめます」
趣味のFXトレードをする様子をユーチューブで配信していた男性です。株や為替の短期トレードで、1年近く勝ち続けて1800万円をため、9月にサラリーマンをやめたばかりでした。
リタイア後は、朝早く起きて、趣味の筋トレをするためジムへ。その後、株式市場などをチェックし、午後、2度目のジムへ。今後も、気ままな暮らしが続くかと思いきや…。
9月に退職 暴威さん:「FIREと思いきや、火だるま(=ファイア)。毎月100万円くらい勝ってて、順調なつもりだったんですけど。まさか、こんなことになるとは…」
急激な円安やインフレをきっかけとする市場の乱高下のなかで負けが込み、退職からわずか3カ月で1200万円近くを失ったため、再就職を考えざるを得ないといいます。
暴威さん:「FIREなんかやめとけ。だまされんなよ。そういう気持ちでいっぱい。やっぱり働いて、固定給をもらうのが一番良い。そのほうが精神的にも安定するし。暇になると人間、余計なことばかりやりますから」
■米国でも“ギブアップ”続出
様々な理由で相次いでいる「FIRE卒業」。同じことは、FIREブームの火付け役、アメリカでも起きているといいます。
楽天証券 FXアナリスト・荒地潤さん:「1つは、想像できなかったスピードでインフレが進んでいる。もう1つは、FIREをされている方というのは、株式などに投資をして、配当金などで収入を得ているわけなんですけれども、その株価が下がっている」
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https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000277603.html
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