メジャーリーグは「指名打者制(DH)」に関する新たなルールを導入しようとしている。本当に採用されたら、最大の被害者は大谷翔平だ。
「アメリカの独立リーグ・アトランティック・リーグで試験導入されたものです。同リーグはMLBと提携して、MLBが考案したシステムを試して効果測定しているのですが、今季からMLBに導入されたピッチクロックや極端な守備シフトの制限も、アトランティック・リーグのテストを経て正式採用されたものです」(現地記者)
そして、4月15日に適用された新ルールが「DHのダブルフック」と「投手板の位置変更」の2つだ。
問題は「DHのダブルフック」制度のほうだ。これは先発投手が5回を投げきれずに降板となった場合、同時にDHも解除されるというもの。つまり、救援投手がDH選手の打順にピッチャーとして入るか、スタメンDH選手は次打席で代打を送られるかの二択になる。
これが採用されれば、どうなるか…。例えば、先発ローテーションが頼りないエンゼルスでは、大谷以外の先発投手が「責任イニングの5回」を投げきる前にKOされる試合が珍しくない。そうするとDHで出場している「打者・大谷」は強制交代になるわけだ。
「大谷の打席数が減れば、ホームラン、打点も減ります。大打撃ですよ」(現地記者)
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