発達障害の女性、職場で「配慮」求めたら 休職と突然の雇い止め通告
●発達障害は「わがまま」? 働く場の合理的配慮
仕事がうまくいかないのは、発達障害のせいだったんだ――。40代の女性がそのことに気づいたのは、38歳のときだった。
暴力をふるう元夫から逃れ、シングルマザーとして一般企業で働いてきた。これまで、職場における「暗黙の了解」がわからないことが何度もあった。
たとえば部内の飲み会は、「任意」参加とあっても強制参加であること。根回しがとっくに終わっている会議なのに、手をあげて発言し、嫌がられたこともあった。
子どもが発達障害と診断されたのをきっかけに、女性も検査を受け、ADHD(注意欠如・多動症)とASD(自閉スペクトラム症)だとわかった。
5年前、障害者雇用の枠で、東京都内のIT企業に契約社員として採用された。
会社には入社前に、二次障害のうつ病の治療を受けていることに加え障害の特性を書面で伝えた。
「有休をもらった後は必ずお菓子を配るなど、会社やコミュニティー独特の習慣に気づかないことがあります」
「あらかじめ守るべきマナーやルールについて、上司や先輩に伺うようにしています」
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https://www.asahi.com/articles/ASR5Y4FDMR4TUTFL00M.html