丹下健三設計の旧県立体育館 利活用で費用面が課題に
世界的な建築家の丹下健三が設計し、長年親しまれてきた香川県の旧県立体育館について、県が今後の利活用の案を民間から募ったところ、自前では耐震改修をまかなうことができないとする業者が多く、利活用に向けて費用面での課題が浮き彫りになっています。
高松市にある「旧香川県立体育館」は、世界的な建築家、丹下健三が設計を手がけて昭和39年に完成し、その独特な外観から「船の体育館」として親しまれてきましたが、老朽化が進んだ一方で耐震改修のめどが立たず、平成26年9月に閉館しその後は倉庫として使われていました。
ただ建築物としての価値が高いとして、保存や利活用を求める声があがっていたことなどから、県は去年、施設改修などにかかる費用は県側が負担しないことを条件に、民間の業者から、利活用の方法についての提案を募りました。
そして、17日募集結果が公表され、民間業者から集まった10の提案のうち9つは、耐震改修は民間では担えず費用もまかなえないとしていたほか耐震改修をせずに展示すべきとする案もあったということです。
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http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20220118/8030012015.html