市議が口論で「なんや、このヤクザ」 鶏舎の悪臭問題巡り、丹波篠山の住民が市議2人を提訴
兵庫県丹波篠山市桑原の鶏舎悪臭問題を巡り、地元住民らが「誤った情報を流され、暴言や威圧行為で精神的苦痛を受けた」などとして、同市議会議員2人に計340万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁柏原支部に起こした。原告側の住民らが14日、会見で明らかにした。提訴は7日付。
訴えられたのは、安井博幸市議(68)と渡辺拓道市議(58)。
桑原地区では養鶏業者「高坂鶏農園」と住民が、臭気や換気扇の騒音を巡って長年トラブルとなっている。今年3月には、住民が同支部に新たに調停を申し立て、養鶏業者に鶏舎の撤去などを求めている。
訴状などによると、安井市議は交流サイト(SNS)で、悪臭トラブルを巡って事実を歪曲した文章を記載。加えて、5月10日にあった議会報告会後に、SNSの文章の訂正を求めた住民と口論となり、「なんや、このヤクザ」などと発言したとしている。
原告側は、臭気トラブルについて渡辺市議が、業者側に有利な報告書を作成したため、解決が遅れる原因になったなどとも主張している。
全文はこちら
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202206/sp/0015386862.shtml