中国の抗日パレード、前回と比べて参加国がほぼ半減というのは意外だった。https://t.co/o0p022DTeo pic.twitter.com/PPiCufOx0F
— DTH 郝老师 (@DTH03597062) September 13, 2025
● 2015年の成功から一変 浮き彫りになった国際的孤立
10年前の2015年の抗日戦勝70周年パレードは成功だったと見ていいだろう。
当時は49カ国の代表団が参加し、そのうち30カ国以上が首脳級であった。韓国の朴槿恵大統領が出席し、欧州からもチェコ大統領などが参加した。中国が「国際社会の戦勝国」としての地位を誇示し、中国の政治力と経済力の拡大を示すには十分なものだった。
ところが、2025年は状況が一変してしまった。
上述したように参加国は26カ国にとどまり、顔ぶれは反米色の濃い「いつものメンバー」である。2015年に朴槿恵大統領が習主席の隣に陣取った韓国は、今回は参加を見送った。インドやインドネシアといったグローバル・サウスの大国も不参加である。
2015年には中国に配慮する国もあった欧州だが、中国の人権問題の高まりによって欧州の首脳級は参加しにくい状況にある。そのため、中国の外交的多様性は失われ、「仲間内のイベント」にとどまったと言っていいだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0436a92ce32fa589965ef37d5da9504cc7d804c0
