1:名無しさん




なぜ「足袋」と読むのか・理由

足袋は奈良時代に存在したとされる「襪(したうず)」と呼ばれるものに由来する。これは、当時の富裕層の間で使われていた指の股の分かれていない鹿皮から作られた外履きで、「単皮(たんぴ)」とも呼ばれ、この呼び方が足袋(たび)の語源となったようだ。また、旅に出る際に履かれていたので、「旅沓(たびぐつ)」と呼ばれ、それが「たび」になったとも言われる。

「足袋」の正しい読み方

「足袋」の正しい読み方は「たび」である。足袋の「足」は訓読みで「あし」、音読みで「そく」、「袋」は訓読みで「ふくろ(袋)」音読みで「たい」「てい」と読むことができるが、「あしぶくろ」という読み方は正しくない。足袋を「たび」と読むのは熟字訓の読み方で、熟字(二字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みがあてられている。熟字訓は、漢字一つ一つに読み方があてられていないため、「足袋(たび)」の「足」を単体で「た」と読んだり、「袋」を単体で「び」と読んだりすることはない。

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