1:名無しさん




ーエンジニアがリアルなルートを見る意味があるということですね?

もちろんです。 実際の配送ルートを回ったり、 現場の道路情報に熟知した配送スタッフと会話をすると、机上では見つけることのできない課題が見えてきます。
例えば、最適と判断していたルートが 「午前中は問題ないが、午後は車の流れが逆方向になって遅延が発生する」と分かるそれなら 「午後からは別ルートを表示させよう」と改善につながるんです。
ある時はこんなシーンに出くわしたメンバーもいました。それは、箱買いした大量の水と、小さな日 用品を購入されたお客さまへの配達時のこと。 ご自宅へ届けるとご夫人しか在宅しておらず、「水は 重くて運べないし、玄関に置くとスペースを取ってしまうので、夫が夕方帰宅した後に水だけ再配達 してほしい」と配達スタッフへ要望されました。
弊社のスタッフは配送ではなく接客をしているつもりで動いています。 ご要望通りに水だけ改めてお届けするという柔軟な対応をとりました。 ここで、同行したエンジニアは設計できていなかった分割 配送管理の必要性に気づくわけです。
データで分かることに加えて、リアルで出てくる課題のフィードバックを活かすことで、実態に即し た効率的な配送アルゴリズムが開発でき、 私たちにしかできないサービスを実現していけるのではないかと考えています。