静岡県のリニア議論を巡り、川勝平太知事は2023年6月13日の会見で、「今後、山梨県内の工事で出た水を静岡県の水だと主張はしない」と繰り返したにも関わらず、「静岡県の水が引っ張られる懸念があるから、山梨県内の調査ボーリング停止要請の撤回はしない」と矛盾した発言を続けた。
この不可解な会見を受けて、29日開催の静岡県議会は、知事発言の大矛盾を追及したが、結局、「山梨県内のリニア工事をやめろ」の川勝知事の姿勢を変えられなかった。
これでリニア建設を妨害する川勝知事の「猿芝居」をだれも止めることはできないことが明らかとなった。リニアトンネル静岡工区の着工がいつになるのか見通すことさえ不可能な状況だ。
ことし5月11日、森貴志副知事は「静岡県が合意するまでは、リスク管理の観点から県境側へ約3百メートルまでの区間を調査ボーリングによる削孔(さっこう)をしないこと」とする要請書をJR東海に送った。
要請書のかたちを取っているが、実際は、リニアトンネル工事の許認可権を握る静岡県がJR東海へ「山梨県の調査ボーリングをやめろ」を求めたのだ。
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