NHK総合で5月22日に放送されたドキュメンタリー「映像の世紀バタフライエフェクト」で、独ソ戦を取り上げた際、旧ソ連の最高指導者スターリンの発言として紹介したものが別人の発言だったなど、内容に不正確な部分が複数あったことが13日分かった。NHKは今月11日に該当部分を修正した上で再放送し、番組ホームページで誤りを認めた。
番組は「独ソ戦 地獄の戦場」のタイトルで、第2次世界大戦中のナチスドイツの侵攻による独ソ戦を紹介。NHK広報局によると、当初の放送で引用した「ドイツ人は人間ではない。一人でも多くのドイツ人を殺せ!」とのスターリンの発言は、ソ連軍機関紙に掲載された別人の発言だった。再放送では「祖国を占領するドイツ人を最後の一人まで一掃せよ」とスターリンの実際の発言に修正した。
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