■朝日新聞(2021/10/2 8:30)
https://www.asahi.com/articles/ASPB173J8P9YULFA00B.html
欧州で天然ガス価格の高騰が止まらない。世界経済の回復によるエネルギー需要の高まりや風力発電の不振が要因とみられるが、最近ではロシアをめぐる供給網疑惑も浮上。アジアの液化天然ガス(LNG)の価格高騰も誘い、日本の電気料金にも波及しかねないと懸念も強まっている。(ロンドン=和気真也)
金融情報会社リフィニティブによると、欧州の天然ガスの指標価格となる「オランダTTF」の9月30日の終値は前日比5%上昇し、今年最高値を更新した。前年比では約7倍に値上がりしている。
英国の指標価格も同日、前年比で約6倍に上昇。家庭向けガス料金の値上げにとどまらず、天然ガスは火力発電に使われるため、電気料金にも影響が出ている。
英国では9月に入り、ガスや電力の小売業者6社が倒産した。契約者と事前に決めた販売価格を、調達価格が上回ることによる「逆ざや」に耐えられなくなったためとみられる。供給はすぐには止まらないものの、市民は光熱費が上がる不安を抱いている。
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