マッチングアプリで偶然出会ったはずの女性は、実は「ぼったくりバー」のホステスだった—。警視庁が10月に摘発した東京・歌舞伎町のバーで、10万円余りを支払わされた大学生の男性(22)=東京都板橋区=が当時の状況を証言。「ひどい目に遭った。マッチングアプリはもうこりごり」と肩を落とした。
◆「既に10万円を超えていますが、大丈夫ですか」
「交際相手や友だちができれば」と軽い気持ちでアプリを使い始めた男性が、「アパレルで働く20歳の女性」と出会ったのは5月のことだ。アプリやLINEでやりとりを重ね、二人ともお酒が好きだったことから「飲みに行こう」と盛り上がった。
1週間後の夜に会うことになった。JR新宿駅東口の待ち合わせ場所に派手な化粧の女性が現れた。「彼氏にフラれてやけ酒したくなっちゃった。友だちにおしゃれな店を教えてもらったから行こう」と誘われ、歌舞伎町の雑居ビルに移動した。
店内は薄暗く、大音量のBGMが流れていた。男性店員が「飲み放題5000円です」と案内し、早口で「別料金のメニューもあります」と付け加えた。
3杯目のビールを飲み終えたとき、女性はおもむろに「ゲームをしよう。負けた方が一気ね」と切り出した。店にあったトランプで遊び、勝敗が付くたびに「別料金」のカクテルを頼み続けた。
1時間余りたったとき、店員が「既に10万円を超えていますが、大丈夫ですか」と近寄ってきた。男性が「そんなに払えない」と抗議すると、店の奥からこわもての男性が登場。近くのATMに連れて行かれ、無理やり12万円を支払わされた。
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