ヨーロッパではこの夏猛暑が続いていましたが、フランスでは今週、一転して大雨を伴った荒れた天気となり、南部コルシカ島では18日、強風で木が倒れるなどしてこれまでに5人が死亡し、フランス政府は相次ぐ自然災害への対応に追われています。
ヨーロッパではこの夏、各地で記録的な暑さとなり、このうちフランスでは先月はほとんど雨が降らず、各地で山火事が相次いだほか、一部の自治体では飲み水が不足するなど深刻な影響がでていました。
ところが今週に入ってから低気圧が発達し、一転して各地で大雨を伴った荒れた天気となりました。
このうち、パリでは、16日夜に1時間余りの雨量が平年の8月の1か月分に近い大雨となり、一部の地下鉄の駅が浸水するなどの被害がでました。
その後も、フランス南部など各地で大雨や強風の被害が相次ぎ、観光地として有名なコルシカ島では、18日未明から風が強くなり、強風で木が倒れたり住宅の屋根が飛ばされたりしてこれまでに5人の死亡が確認されています。
こうした事態を受けフランス政府は、ダルマナン内相が急きょコルシカ島に入るなど相次ぐ自然災害への対応に追われています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220819/k10013778241000.html