ラムサール湿地近くの風力発電計画、事業者が撤退 山形・鶴岡 – 産経ニュース
山形県鶴岡市のラムサール条約登録湿地近くに計画中の風力発電計画について、市は16日、事業者から「事業撤退を社内決断した」との連絡を受けたことを明らかにした。風力発電の大規模開発をめぐっては今月10日、青森県での国内最大級の計画が取りやめとなったばかり。
鶴岡市での計画は、エネオス子会社で再生可能エネルギー開発大手「ジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE)」(東京)が同市加茂地区で進める「(仮称)JRE加茂風力発電事業計画」。
大型風車を最大8基建設する計画だが、市によると、計画地から1・5~3・5キロの場所にラムサール条約の登録湿地「大山上池・下池」があり、渡り鳥などの野鳥約200種が生息。市は2月、JREへ事業の中止を申し入れていた。
6月には、計画地近くで稼働中の同社による別の風力発電所(5基)で、絶滅危惧種のクマタカ1羽が死んでいるのが見つかった。
市によると、16日午後、JREから連絡があったという。
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