文在寅(ムン・ジェイン)政権下の昨年1月、ある環境関連団体が冬眠していた魚を起こした。4大河川堰の水門開放に伴うモニタリングを行うとし、水位が低下した康川堰付近で魚を捕獲したのだ。
この団体が釣った魚の中には絶滅危惧種である「クグリ」(和名・ズナガドジョウカマツカ)も含まれていた。研究目的であっても、保護種の捕獲には、政府の許可手続きが必要だ。ところが、この団体はクグリを不法捕獲したばかりか、水槽に入れて記念写真までした。そして、「4大河川の堰開放でクグリが帰ってきた」と主張した。だが、この主張について、専門家は「漢江流域に元々住んでいたクグリが堰の開放で水位が下がると移動してきたものだ」と話した。堰の開放で水がきれいになってクグリが帰ってきたのではなく、以前から漢江にいたとの指摘だ。
堰の開放効果を誇張するため、生息場所を変えたクグリを捕獲し、まるでいなかった魚が帰ってきたように「ショー」を行ったと見るほかない。その過程で絶滅危惧種を許可なしに捕まえる違法行為まで犯した。
絶滅危惧種のクグリは環境団体の「ショー」のために、冬眠から目覚めなければならなかった。
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