「ヒロシです」のネタで活躍し、現在では趣味のソロキャンプ動画などを配信するユーチューバーとしても人気を集める芸人のヒロシさん(51)。一時期、最高月収が4000万円に達した経験を経て、「お金があっても幸せとは限らない」と悟ったといいます。そして、51歳になって訪れた心境の変化とは――。<中略>
◆高級マンションに住みたくて、家賃40万~50万円くらいの物件に引っ越しました。ホストをやっていた時は、家賃が支払えなくて、最終的に住む家をなくしたこともありました。街中で女の人に声をかけ、「今夜泊めてほしい」と言ってつないでた時期もありましたから、良い場所に住むのが憧れでした。車はジャガーを買い、インテリアは大塚家具で高い家具を一式そろえました。
あと、あまりにレベルの低い話なんですけど、ちょうど売れ始めた頃は靴底がはがれていて、雨が降ったらいつも靴下がぬれていたんです。、だから、靴を買いましたね。底辺の生活からの成功だったので、こういうささいなことが喜びでした。
――生活が一変したわけですが、今振り返るとどうですか。
◆お金持ちの生活って、大変というわけではないですが、僕には必要なかったなと。(東京都)目黒区とか港区に住んでいたんですけど、正直用事がないんですよね。僕、お酒も飲まないし、行く店も松屋とかホームセンターとかで。でも、その地域にはあまりないじゃないですか。スーパーの肉なども高いんです。やっぱり物価が違うんだなと思いました。
ジャガーも何度か壊れても修理しながら乗っていたんですが、最後に決定的に壊れましたね。見積もりを出したら、修理代で百何十万円と言われて。その時、車屋さんに「ジャガーに乗るってことは、神田うのさんと結婚するってことと同じです」と言われたんです。セレブと結婚するのと同じくらい、お金がかかるんだと。それで、手放す決意をしました。
●誰も見てないだろで始めたユーチューブ
――ブレーク後、自らテレビを離れたそうですが、何が一番しんどかったのですか。
◆当時は自分が思っていないことを言わないといけない、演じないといけない、ということに窮屈さを感じていました。テレビ側は、こういう役を求めているんだろうって分かってはいたんですけど。例えば、「全盛期いくらでしたか?」「月収4000万円です」「今はいくらですか」「5万円です」――というやりとり。これが本当に嫌で。
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