日曜朝の番組「サンデーモーニング」(TBS系)で、元TBS記者でニュースキャスターの松原耕二氏は、東京電力福島第一原発の処理水海洋放出について、中国の嫌がらせを助長しかねないトンチンカンな指摘を展開し、赤っ恥をかいた。
松原氏は「中国があれほど危険を煽るのが、科学的だとは全然思わないです」と前置きした上で、次のような説明を展開し、日本政府の対応を批判してみせたのだった。
「普通の原発が海に流しているものと処理水は、全く違う水なわけですね。普通の原発が流すものはトリチウムだけが入ってる。今の処理水は燃料デブリに直接当たってるので、トリチウムだけじゃなくてセシウムとかストロンチウムとか、いろんな放射性物質が入ってるわけです。日本政府はそっちに意識が行かないように『トリチウム、トリチウム』というふうにもっていくようにも見えるわけです。ほかの放射性物質についても、安全なら『安全だ』と積極的に説明してデータを開示することが、信頼につながるんだろうと思います」
詳細なデータの開示も求めた形だが、この発言を報じたデイリースポーツは、松原氏の発言の誤りをズバッと訂正。
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