「これができるのはジャニーズだけ」安住アナも指摘した“内部留保” 無報酬でも余裕か
ジャニーズ事務所が13日、公式ホームページを通じて故ジャニー喜多川氏の性加害問題に伴う〝救済案〟を発表した。それによると、元裁判官の弁護士3人で構成する「被害者救済委員会」の設置、補償受付窓口の開設、そして「失った信頼を回復できるように全力を注ぐ」ため、今後1年間は広告や番組などの出演料は全て所属タレントに支払い、芸能プロダクションとしての報酬は受け取らないという。
驚きなのは〝ノーギャラ宣言〟だ。芸能プロ幹部は「うちの事務所でそれをやったら立ち行かない。これができるのはジャニーズさんだけだ」と断言する。
それほどジャニーズ事務所の〝稼ぐ力〟は圧倒的。なかでも〝打ち出の小づち〟なのが、ファンクラブ収入だ。
コンサート等の「チケット優先申込受付」が付与されたファンクラブの年会費は4000円(入会金1000円)。当選確率をあげるため、家族、友人ぐるみで加入している人も多い。
会員数はざっくり「嵐」が308万人、「Snow Man」121万人、「King&Prince」105万人、「関ジャニ∞」79万人とも言われる。音楽関係者いわく「グループごとに数万人のファンがいる。こんな事務所見たことない」。ジャニーズには毎年ファンクラブ収入だけで、数百億円が転がり込む。
不動産も侮れない。港区赤坂の6階建て本社ビルは時価100億円とウワサされるが、2003年にソニー・ミュージックエンターテインメントからキャッシュで購入。港区、渋谷区などの一等地にビルや劇場を所有し、資産価値は不動産価格の高騰もあり、1000億円はくだらない。芸能プロ関係者によると「20年以上前からジャニー氏は不動産に目をつけ、買いあさってきた。購入当時の金額から何倍にもハネ上がっている」という。
14日放送のTBS系「THE TIME,」に出演した安住紳一郎アナウンサーはジャニーズ事務所の新たな救済案についてこう語った。
「1年間、手数料を取らないということでその分、体力というか内部留保も随分あるんだなということも想像できます」
続けて「あまりこれまで聞いたことのない方法なので、これからどういう風に反応していくかということになると思います」と語った。
苦境に立たされるジャニーズ事務所だが、資金的にはまだまだ余裕がありそうだ。
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