パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが7日、イスラエルに対して始めた一斉攻撃は、周到に計画された奇襲作戦だったことが浮かび上がってきた。圧倒的な軍事力を誇ってきたイスラエル側が受けた衝撃は大きい。
ハマスの軍事部門「カッサム旅団」は攻撃を始めてから、SNSのテレグラム上に、今回の攻撃のものだとする大量の動画や写真、メッセージを公開した。当初、ハマスの攻撃は2500発のロケット弾に注目が集まった。しかし、それは「部隊が越境するための隠れみのだった」と同旅団の報道官が投稿で明かした。
作戦開始は日の出の時間帯だった。16年に及ぶガザ封鎖のためにイスラエルが築いた高さ10メートル近いフェンスに、朝もやに紛れるようにして戦闘員が爆弾を取り付けて爆破。自動小銃などで武装した戦闘員が、オートバイや徒歩で次々とフェンスの穴を抜けて行った。
全文はこちら
https://www.asahi.com/articles/ASRB83R4LRB7UHBI01T.html?iref=comtop_7_01