1977年に打ち上げられた宇宙探査機ボイジャー2号のソフトウェアアップデートのため、NASAが18時間かけて行っていたパッチの送信が完了しました。このあと、現地時間の2023年10月28日にコマンド発行が行われ、パッチが正常に動作しているかの確認が行われます。<中略>
しかし、2022年にボイジャー1号において、探査機のアンテナを地球の方に向けたままにするための姿勢制御システム(AACS)が正常に動作しているにもかかわらず、データが文字化けした状態で送られてくる不具合が発生しました。
文字化けの原因は、ACCSが数年前に動作を停止した搭載コンピューターにテレメトリデータを送り込んだことで、当該コンピューターがデータを破損させてしまっていたというものでした。そもそも、ACCSが本来データを送るべきではないコンピューターにデータを送るようになった原因ははっきりしないものの、NASAはACCSが誤ったモードに入ったと判断し、そうならないためのソフトウェアパッチを作成。まだボイジャー2号では問題は起きていませんが、未然に防ぐためにパッチを当てることにしたものです。
ボイジャー1号は地球から150億マイル(約241億km)、ボイジャー2号は120億マイル(約193億km)離れており、ボイジャー2号へのパッチ送信は18時間かけて行われたとのこと。
パッチは無事ボイジャー2号に届き、喫緊の問題が発生しない限りは現地時間10月28日にコマンドが実行され、パッチ適用が行われます。
なお、同時にボイジャー両機の寿命を延ばすため、スラスターのチューブ内に堆積していると考えられる燃料残留物への対応も行われます。
全文はこちら
https://gigazine.net/news/20231025-nasa-voyager-software-patch/
地球から190億km離れた位置にある、今でも稼働し続けている50年以上前のコンピュータに対して、18時間掛けてソフトウェア更新用パッチを送信とか。
— ˙ɐpuı oɹıɥıʞɐ (@AkihiroInda) October 25, 2023
その辺のフィクションを軽々と越えていく、ボイジャー2号が凄いな。 https://t.co/dkxXfVDVqr
いや〜凄い話だよ
— O次郎 (@ojiro01) October 25, 2023
50年以上飛び続けて運用してる宇宙船がまだ使えるってこれこそ人類の英知の結晶だと思う
探査結果は超貴重
天王星、海王星の近接写真は今だにボイジャーの写したものしかないんだよね、確か
ボイジャー凄い
そしていつの日か帰ってくるんだよねきっと
あの映画みたいに https://t.co/kmNkOYaspZ
18時間で届くんだー
— ぱうだー (@333powpow) October 25, 2023
まだまだだにゃ https://t.co/P1LfzNBuVz
1970年代の機器ソフトにパッチを当てるの、なかなか大変そう(小並感) https://t.co/cbECuTDUVC
— 鯰公爵🇺🇦 (@Duke_of_Namadzu) October 26, 2023
まだソフトを更新する余地があるのか
— 四谷@VM4 (@yotsuyaXT) October 25, 2023
すごいな https://t.co/ScgAwWEYYz