減り続ける、サッカー大国ドイツのプレーヤー人口
サッカーは世界中の人々を熱狂させるスポーツといわれている。そのなかでもドイツはサッカーの登録会員数世界一を誇る国であり、2021年の統計によると会員数は706万4052人。ものすごい数だ。
この数字は男女全年齢が対象であり、プロ選手はもちろん、週に1回地元の仲間とプレーすることを楽しみにしているアマチュアプレーヤーや、現在はプレーをしていないけれどクラブに会員としてお金を払い続けてサポートしている人たちも含まれている。クラブへの関わり方は人それぞれであり、サッカーを通じてそれぞれに合った楽しみ方があるというのは一つの幸せだ。
ただ、現在ドイツサッカー連盟(DFB)が危機感を大きく募らせていることがある。それは、O-40(40歳以上)~O-60(60歳以上)といったシニア年代では変動が少ないのに対し、育成年代と成人チームでアクティブにサッカーをしている選手が毎年のように減り続けているという事実だ。<中略>
この2年間でいえばコロナ禍の影響もあり、積極的にこうしたクラブでの活動に参加しようとする人が減っているという社会的背景もある。だが、この現象自体はコロナ前から起こっているもので、サッカー大国ドイツでもサッカーの競技人口は減ってきているというのが現実なのだ。<中略>
その答えの一つとして、DFBは育成年代の試合形式を抜本的に変えるというプロジェクトをスタートさせた。2年間のパイロットプロジェクト期間を経て、2024年からU-11までの試合形式をリフォームすると発表している。
幼稚園年代(6歳以下)では、ミニゴールを4つ設置しての2対2と3対3を併用(各チーム2つのゴールを目指す)。小学校低学年(6~8歳)では、ミニゴール4つでの3対3と5対5、そしてジュニアゴール2つでGKをつけての5対5を併用。小学校中学年(8歳~10歳)では、ジュニアゴールでGKをつけての5対5から7対7が基本的な形式となる。
またこれらの試合形式だけで厳密に縛るわけではない。例えば小学校中学年の場合、大人ピッチ半面の4分の3くらいの広さで7対7の試合を行い、空いたスペースを使って3対3や2対2の試合を同時に行う。選手は時間によってローテーションして、それぞれでゲームができる。
全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8c58469f8284971a65875dbf5a35a405384122c