米映画連盟、エキストラをAIで複製し永久使用することを提案か–俳優組合はストライキ
音楽やビジュアルアートなど、私たちの好きなほぼあらゆるタイプの芸術に進出している人工知能(AI)が、今度は映画にまで入り込むかもしれない。米映画俳優組合(SAG-AFTRA:Screen Actors Guild – American Federation of Television and Radio Artists)によれば、AIによってエキストラの映像や肖像が永久に使い回しされる可能性があるという。
米国の映画、テレビ、ラジオの出演者で構成される労働組合のSAG-AFTRA理事会が、全米映画テレビ制作者連盟(AMPTP:Alliance of Motion Picture and Television Producers)との新たな契約で合意に至らず、満場一致でストライキを承認したことが大きく報じられている。
SAG-AFTRAの交渉責任者を務めるDuncan Crabtree-Ireland氏が、米国時間7月14日にストライキを発表した記者会見で述べたところによると、AMPTP側はエキストラをAIでスキャンし、1日分の出演料を払ってその映像や肖像を会社が所有して永久に使用できるようにすることを提案したという。
「AMPTPの提案は、エキストラをスキャンして1日分の出演料を払い、そのスキャンされた映像や肖像を会社が所有して、同意も報酬もなしに好きなプロジェクトで永久に使用できるようにすべきだというものだった」と、Crabtree-Ireland氏は述べている。
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https://japan.cnet.com/article/35206651/
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