宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」が〝広告出稿料〟トップに! 代理店データ入手
宮崎駿監督(82)の最新ジブリ映画「君たちはどう生きるか」が公開され、21日で1週間が経過した。事前の宣伝ナシで、木村拓哉、菅田将暉ら人気俳優が声優を務めたことも話題を呼んで興行収入は好調。〝広告出稿料〟が今年の邦画でトップクラスに設定されても、クライアントから申し込みが殺到している。
宮崎監督にとっては10年ぶりの新作だ。キャストやストーリーなどを一切明かさない、異例の〝宣伝をしない宣伝〟を導入。ファンの渇望をあおり、公開後4日間の興収は21・4億円をマークした。
これは、宮崎監督の「千と千尋の神隠し」(2001年)の公開後4日間を超えるロケットスタート。「千と――」の最終的な興収は316・8億円で歴代邦画史上2位(1位は20年の「鬼滅の刃『無限列車編』、404・3億円)で、「君たち――」はジブリ史上最高興収も見えてくる。
〝広告出稿料〟は今年の邦画でトップクラスに設定された。映画館のスクリーンで本編が上映される直前に流される広告映像、いわゆる「シネアド」の料金だ。
「テレビCMは視聴者の〝トイレ休憩タイム〟になりがちですが、シネアドだと本編の上映直前に流され、観客はほとんど着席しているため訴求力が高い。近年、邦画の興収が好調なので注目されている広告です」(広告代理店関係者)
映画、広告代理店の双方の関係者が持ち歩く「君たち――」のシネアドの出稿料表を入手。それによると、全国20劇場を対象に2週間、15秒の広告映像を流した場合、300万円かかる。
今年の他の注目作で比較すると、米国でもヒットした「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は280万円、キャストの永山絢斗被告の薬物事件で公開が一時危ぶまれた「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」は240万円。「君たち――」が頭1つ抜けているのが分かる。
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