立憲民主党の辻元清美副代表は比例近畿ブロックで復活できず、落選が確実になった。
https://nordot.app/827600028931047424?c=49404987701575680
立憲民主党の辻元清美副代表は比例近畿ブロックで復活できず、落選が確実になった。
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1日午前0時55分頃、立憲民主党副代表の辻元清美氏は、大阪10区で日本維新の会の新人候補に敗れたことを受け、「維新への風が相当強く、接戦だった最後は集中砲火のように攻められた」と語った。報道陣の取材に答えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd6cb3f1b02d286839cfd28169f5db2ced52a6b
立憲民主党が公示前の110議席を下回ることが確実になった。
https://nordot.app/827580792194433024
https://twitter.com/chunichi_denhen/status/1454836537544232961?s=21
改憲勢力3分の2
自民、公明、日本維新の会に、与党系無所属を加えた改憲勢力で3分の2の310議席獲得が確実となった。
立憲民主党の枝野幸男代表は31日夜、NHK番組に出演し、小選挙区で共産党などと候補者を一本化した「野党共闘」に関し、「かなり多くの選挙区で接戦にまで持ち込めたというところであり、一定の効果があった」と評価した。同時に「小選挙区制度を軸としている以上、自民党と一騎打ちの構造を作るというのが最大野党としては目指すべき形だ」とも語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/453babe1a65d4a5ff8051f05e9533ce555237377
東京・調布市の京王線国領駅付近の電車内から出火したほか、60代の男性が刺され意識不明となっている。警視庁は刺したとみられる男の身柄を確保した。男はバットマンのジョーカーの仮装をしていたということだ。
捜査関係者によると、午後8時ごろ、東京・調布市の京王線の電車内で「塩酸が撒かれた模様」「2両目に塩酸が撒かれた。5両目のシートが燃えている」などと通報があった。60代の男性が男に刃物で刺され、意識不明の重体で、ほかにも8人がけがをしているということだ。
駆け付けた警察官が京王線国領駅で刺したとみられる男の身柄を確保した。また、別の捜査関係者によると、男は20代で、バットマンのジョーカーの仮装をしていたということだ。重体の60代の男性は腹を刺されたということだ。
東京消防庁によると、午後8時ごろ、電車の5両目のシートから出火したが、消防車など31台が出動し、午後8時半ごろ、若干燃えた程度でほぼ消し止められたということだ。
車内にいた乗客は当時の状況について、「20代くらいの男が刃物を振り回していた」「ペットボトルの入った液体を人にかけていた」と話している。警視庁は男から事情を聴くなど詳しい状況を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/486fd3951d50211cd0cdd48264b785bda4ad7476
第49回衆院選は31日午後8時に投票が終了した。読売新聞社の出口調査によると、自民党は定数465議席のうち、単独で過半数(233議席)をうかがう勢いだ。野党共闘はふるわず、立憲民主党は伸び悩んでいる。
日本維新の会は、公示前勢力の11議席から大幅に議席を増やして躍進する見通しで、第3党をうかがう。
自民党は、公示前勢力(276議席)から数十議席を減らす見通しだ。
甘利幹事長ら党幹部や閣僚の一部が苦戦を強いられている。
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211031-OYT1T50093/
https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211031-OYT1I50075-1.jpg
https://www.asahi.com/sp/articles/ASPBX3G0DPBSPTIL006.html?iref=sp_new_news_list_n
立憲副代表・辻元清美氏、敗れる 大阪10区
韓国政府の中長期財務管理対象となっている公共機関(政府系企業)40社の負債は今年、550兆ウォン(約53兆5000億円)を超え、2025年には640兆ウォンに迫る見込みだ。韓国企画財政部によると、政府系企業40社の負債は昨年の512兆1000億ウォンから今年は549兆6000億ウォンに膨らむ見通しだ。23年には606兆9000億ウォンとなり、600兆ウォンを突破。25年には638兆9000億ウォンに達する。
政府系企業の負債は最終的に政府が償還しなければならないため、事実上国の借金と言えるが、管理に死角があり、「目に見えない負債」とされている。政府は国家財政法と公共機関運営法に従い、公共機関の財務情報を定期的に公表し、財務管理計画を立てなければならない。しかし、負債削減に関する義務条項はない。国会予算政策処関係者は「韓国の国家債務は政府の債務だけを切り離して見れば低い方だが、公共機関の負債を合算すると非常に高い。公共機関が無理な事業拡大を控え、財務健全性の質的改善を維持することに努力しなければならない」と指摘した。
負債急増はカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量実質ゼロ)や脱原発などのエネルギー政策、公共住宅供給など住宅政策を推進する過程で政府系企業による投資や支出が急増したためだ。今年時点で韓国土地住宅公社(LH)の負債が141兆2000億ウォンで最も多く、韓国電力公社(66兆7000億ウォン)、韓国水力原子力(37兆ウォン)、韓国道路公社(33兆7000億ウォン)などが続く。
負債比率は昨年の161.1%から今年は167.5%に高まり、文在寅(ムン・ジェイン)政権最後の年となる22年には172.5%に達するとみられる。特にエネルギー分野の政府系企業12社の負債比率は今年の297.7%から22年には302%に上昇し、初めて300%を超えると予想される。
キム・チュンリョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com 2021/10/29 09:01
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2021102980012
邦字紙「ニッケイ新聞」廃刊へ
「ブラジル日報」が後継
【サンパウロ共同】海外で最大の日系人社会を抱えるブラジルで唯一の邦字紙「ニッケイ新聞」(高木ラウル社長、本社サンパウロ)が経営悪化で2021年末に廃刊し、実質的な後継紙として「ブラジル日報」が22年1月に創刊されることになった。関係者が29日、サンパウロで発表した。
ニッケイ新聞は1947年創刊の「パウリスタ新聞」と49年に分派した「日伯毎日新聞」が、98年に合併してできた日刊紙。深沢正雪編集長によると、読者の平均年齢は80歳以上。日本語が読める読者が減少し、最近の発行部数は約3500部に落ち込んでいた。新型コロナの流行が読者や広告主減少に拍車を掛けた。
https://nordot.app/826979194906083328
【天津共同】垂秀夫駐中国大使は30日、中国政府が昨年天津市に設定した健康産業に関する日本との協力モデル区を視察し「日本政府に何の相談もなくモデル区が決まった。本音を言うと戸惑いがある」と述べた。
中国は「中日健康産業発展協力モデル区」と名付けた。
垂氏は健康分野の協力は重要だとして「最大限協力する用意がある」と伝えた。「日本企業の進出は魅力的な条件を(中国側が)提供できるかに尽きる」とも注文した。
垂氏は視察後、天津の廖国勲市長と会談。垂氏はモデル区に関し「日本の存在感がない」と指摘。廖氏も「同感だ」と述べ、日本企業の進出に向け連携の強化を確認した。
https://nordot.app/827142011357724672?c=39546741839462401
現在日本では、イノシシやシカなどの野生鳥獣が田畑を荒らすなど、大きな問題になっています。農作物への被害額は10年前と比べると1都3県で増加し、首都圏では19億円を超えています。こうした中、捕獲した野生鳥獣の肉をジビエ料理として活用する取り組みが広がっています。このビジネスに、警備会社ALSOKが参入しました。一体なぜなのでしょうか。
10月19日、千葉県・茂原市の稲作農家を訪れると山林のそばにあった田畑が荒らされ、収穫できない状態になっていました。土には踏み荒らした動物の足跡があり、農家の光橋国郎さんは「こんな状態にするのはイノシシ。被害額は200万円くらい」と話します。
野生鳥獣による千葉県の被害額(19年)は10年前と比べて約2割増加。イノシシとシカだけで約1.9億円です。茂原市役所農地保全係の芝崎一郎係長は「人の住む地域とイノシシの生息する山林が近接しているので、近くの住宅街や人の出入りする畑に出没するケースが多い」といいます。
被害を受け、千葉県内の猟友会は捕獲に乗り出しています。しかし「平均年齢は約65歳。80歳くらいの人が現役でやっている」(猟友会)と高齢化が進んでおり、野生動物の処分なども重労働として足かせになっているのです。こうした中、注目を集めているサービスがあります。
20年ほど駆除を続けてきた長生郡市猟友会の石田英道さん。この日の朝、仕掛けた罠の様子を見にやってくると、1つの檻に、9頭ものイノシシが入っていました。すると石田さんは、おもむろに電話を取り出しました。
しばらくすると、1台の車が到着。降りてきたのは作業服を着た男性です。実はこの男性、警備会社大手ALSOKの社員。「捕れた場所を確かめるのに写真を撮らせてもらって、GPSとひもづける。時間・場所を把握している」と話します。男性はイノシシを用意した檻に移し、石田さんから書類にサインをもらいます。石田さんは「楽だしすぐに取りに来てくれる、自分で処理したら大変」と話します。
現金ではなく、イノシシを運ぶ回収車。行き先はALSOK千葉が自前で持つ食肉加工施設です。有害鳥獣が増えていることから、ALSOKでは2014年から一部地域で除事業を始めました。それらを食材として活用しようと、昨年千葉で初めてジビエ事業に進出しました。ジビエとは狩猟で捕獲した野生鳥獣の肉や料理のことです。
ALSOKは捕獲したイノシシやシカを回収し、行政への手続きを代行。肉の加工も手がけ、飲食店などに販売しています。昨年、約2億円をかけて加工施設「ジビエ工房茂原」を設立しました。一体なぜなのでしょうか。
「害獣から農作物(財産)を守るのも警備会社の仕事。(農家や猟友会は)高齢化が進んで苦労している。その部分をわれわれが引き受ける」(ALSOK千葉の竹内崇取締役)
ジビエ事業では、品質に安心感を持ってもらうため、トレーサビリティ(流通経路が追跡できること)が重視されています。
ALSOKでは警備でのノウハウを生かし、回収から出荷までを画像や位置情報を使ってさかのぼれる仕組みをつくりました。さらに感染症の検査なども実施しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cdbeaf30669ba9ba94ad8cd2cca87ffe555127d
東京のベンチャー企業が、ドローンのように地上から浮いて移動するバイク型の乗り物「ホバーバイク」の販売を始めることになり、26日に車両が公開されました。
東京のベンチャー企業は、4年前から地上から浮き上がる「ホバーバイク」と呼ばれる車両を開発しています。
会社では26日から注文の受け付けを始めるのに合わせ、静岡県のレース場で車両の動く様子を公開しました。
全長およそ3.7メートルある車両は、前後に6枚あるプロペラを回し、モーターで回転を制御しながら浮き上がる仕組みです。
エンジンをかけると、車体がその場で3メートルほど浮き上がり、時速30キロの速さで8の字を描くように空中を移動していました。
価格は1台7770万円で、会社によりますとホバーバイクを量産して販売するのは国内では初めてではないかということです。
今回公開されたホバーバイクは、現状では公道を走行することはできませんが、開発した会社では、山梨県と協定を結んで実証実験を行い、災害時など活用する機会を増やしていきたいとしています。
開発した「A.L.I. Technologies」の片野大輔社長は「比較的手軽に乗ってもらえることを重視して開発した。認知度をあげ、日本発の産業として広げていきたい」と話していました。
(後略)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211026/k10013322831000.html
tks242021年10月29日 06:00
12月下旬に登場する三省堂国語辞典 第八版で、「パソコン通信」「BBS」などの項目が削除されることが明らかになった。
8年ぶりの改訂となる同辞典では、日常生活に仲間入りした新語など約3500項目を新たに追加される一方で、使われなくなった約1700の項目が削除される。これらの中では「ミニディスク(MD)」が削除されることがネットでも大きな話題になっているが、これ以外では「パソコン通信」も姿を消すようだ。
削除の理由としては「最新の新聞や雑誌、ネットでほとんど使われなくなったもの、テレビやラジオで見聞きしなくなったものは、“死語化した”と判断して、言葉を削除している」とのことで、ほかにもIT関連では「BBS」も削除対象となっている。
これら削除される項目の主要なものは、同辞典を取り上げたテレビ番組で詳しく紹介されており、「携帯メール」「着メロ」など、21世紀に入ってから登場した項目であっても、前述の方針に則って、削除の対象となるケースがあるようだ。
該当のツイート(Twitter)
https://twitter.com/morningshow_tv/status/1440870535299100678
【特設サイト】三省堂国語辞典 第八版(三省堂)
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/sankoku8/index.html
「辞書からも削除」MDは完全に消えてしまうのか ”最後のMDメーカー”に聞く 「暗い話になりますが…」(ラジトピ ラジオ関西トピックス)
https://jocr.jp/raditopi/2021/10/23/396307/
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1362321.html
Japan’s success in smashing its latest wave of COVID has ‘puzzled’ health experts
日本は最新のコロナウイルスの波を壊滅させ、その成功に専門家も困惑している
日本では170万人以上のコロナウイルス感染者と18,000人以上の死者を記録していたがワクチンの接種率とマスク着用率の高さにより、その感染者数は急激に減少している。現在日本では1日あたり300人程度の患者数しか記録されていません。10月1日には、半年ぶりに非常事態宣言が解除され、東京のレストランやバーでのアルコール販売が禁止されるなど、規制が緩和されています。他の国とは異なり、日本の当局は東京オリンピックをしながらコロナウイルスの安全性を維持するという不可能に近い課題を抱えていました。
今年初めには、ワクチンを投与するための訓練を受けたスタッフの数が不足していることが指摘されていました。しかし、現在では日本の人口の70%以上が完全にワクチンを接種されています。バーネット研究所の疫学者であるマイク・トゥール氏は、感染症の急激な減少の理由を一つに絞ることはできないと言います。
トゥール教授によると、日本はワクチンと他の感染対策を組み合わせた「ワクチンプラス」戦略を採用しているという。当局がウイルスの抑制に成功したのは、社会的距離を置く指示の遵守、マスク着用、ワクチンの高い接種率などの対策が複合的に功を奏したためであるという。「日本での減少を予防接種だけで説明することはできません。なぜなら、1億人以上の人口を抱える日本では、30%の人が予防接種を受けておらず、ウイルスが拡散する余地が十分にありました。」日本のコロナウイルス対策は失敗するのではないかと危惧する専門家もいましたが、今では日本の成功の「謎」を解き明かそうとしています。
ABCニュース 2021/10/29 ソース英語 『Japan’s success in smashing its latest wave of COVID has ‘puzzled’ health experts』
https://www.abc.net.au/news/2021-10-29/how-japan-smashed-the-covid-19-curve/100558404
新型コロナワクチン接種から2日後に健康だった50代の父親が突然死亡したが、死亡者補償金として7200ウォン(約700円)を支給する旨の通知を受けた事例が伝えられた。
29日、あるオンラインコミュニティに「父がワクチン接種を受けて亡くなったが、7200ウォンだけしか受け取れないらしい」というタイトルの書き込みが掲載された。
この内容を公開したAさんは「生涯お酒を飲まず、月に数回登山していた50代後半の父親が、5月27日にアストラゼネカ社製の新型コロナワクチンを接種して2日後の29日に胸の痛みや呼吸困難などを訴え、急に亡くなった」とし、「普段父には基礎疾患がなかった」と明らかにした。Aさんの父親を治療した救急医療陣も「正確な(死亡)原因は分からない」と述べた。
遺族たちは国立科学捜査研究院に解剖を依頼し、公開された解剖所見書には「死亡に至る過程で新型コロナワクチンの接種が一定の誘引要素となった可能性を完全に排除することは難しいと考えられる」としながらも、「接種後に現れた症状が接種と関係するものなのか無関係なのかに対する判断は、解剖所見だけでは断定できない」と書かれている。
結局、この死亡事例は予防接種被害調査班の審議の結果、「因果関係が認めにくい事例」と判断された。
Aさんは「詳細説明欄には病院費7200ウォンのみを補償金として請求できると書かれてある」とし、「突然思いがけず父親を失った感情をすべて排除し、理性的に考えてもこれはひどいのではないか」と怒りをあらわにした。
Aさんは「通知を受けてしまうとこれ以上進展がなく、このようなことを初めて経験するので、どこに訴えたらいいのか分からない。私はこれからどうすればいいのか」と訴えた。
2021/10/31 07:02配信
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 107
https://s.wowkorea.jp/news/read/320937/
┃従業員に暴言を吐いて騒ぎを起こし
┃他の客に暴行を受ける
▲ ある男性客が和食店で、マスク着用問題で従業員と口論をしている。
_______________________________________________________
韓人(コリアン)が経営する和食店(イルシクダン=日食堂)で、客のマスク着用に関連した騒ぎが発生した。
KTLAは28日、「ウッドランドヒルズ地区・ベンチュラブールバード近隣の和食店『カブキ(Kabuki)』で、マスクの着用を拒否したある男性客が店内で騒ぎを起こす事件が発生した」と報道した。
事件は去る24日の午後6時頃に発生した。
映像には、ある男性客がマスクの着用を求める女性従業員に対し、暴言を吐いて火を起こす(腹を立てる)シーンが映っている。
この場で状況を見守ってい一部の客が、マスクの着用を拒否する男性と揉みあいになった。マスクの着用を拒否した男性は他の客から顔面に暴行を受けた後、和食店の外で出た。LA警察局は、「この事件で逮捕された者はいない」と明らかにした。
該当の映像は、SNSなどで700万件以上の照会を記録している。
これに関連してカブキの韓人マネージャーは、「普段は店に入ってくる際、マスクの着用を要求すれば概ね客が従ってくれるのだが、その客は火を起こした」とし、「来月から客に対するワクチン接種の証明も求めるのだが、店の立場として当局の保健規定に従うことに困惑している部分もある」と話した。
ソース:米州中央日報(韓国語)
https://news.koreadaily.com/2021/10/29/society/generalsociety/20211029230148487.html
日テレニュース24 10/30(土) 18:00
世界屈指の食肉消費国、中国。いま急速に普及しているのが植物由来の「人工肉」だ。背景には高まる健康志向に加え、米中対立や新型コロナも。世界の食料危機が迫る中、はたして14億人の食卓は変わるのか。(NNN中国総局 森本隼裕)
ハンバーガーも「人工肉」 中国企業が次々と進出
毎年、北京で開催される「ハンバーガー祭り」。今年登場したのは「人工肉」で作ったトリュフバーガーだ。14億人の胃袋を抱え、世界屈指の食肉消費国となった中国では今、大豆やエンドウ豆など植物由来の原料でつくる人工肉が急速に普及している。人口増加や地球温暖化などの影響で世界的な食料危機が懸念されるなか、その“救世主”としても注目される人工肉だが、中国で大小さまざまな企業が研究開発を進めている。
味・色・においも…すべて植物由来の「人工肉」
「人工肉」のハンバーガーを販売したのは、2019年創業の「ジェンミート(珍肉)」。北京の本社を訪ねると呂中茗CEOが取材に応じてくれた。同社は人工肉の研究開発で急成長したフードテック企業で、業界をリードする企業の一つ。私たちに見せてくれた新商品は、団子にギョーザにチキンナゲット…見慣れたものばかりだが、全て人工肉でつくったという。
ジェンミート 呂中茗CEO
「100% 非遺伝子組み換え大豆を原料にした人工肉(植物肉)です。タンパク質は全て良質な植物性で、動物性の成分は一切入っていません。色、香り、味すべて植物由来の原料を組み合わせたものです」
呂CEOは「本物の肉に近い味や食感を再現するため、約10年にわたる研究の蓄積がある」と自信をみせる。中国で人工肉の開発が急ピッチで進む背景には、消費者の間で高まる健康志向に加え、米中対立や新型コロナなどの影響により、肉の供給が不足することへの危機感もある。さらに、習近平指導部が2060年までの「脱炭素化」を目標にする中、家畜を必要としない人工肉は温室効果ガスの排出量削減にもつながり、呂CEOも「国の脱炭素目標に大きく貢献できる」と強調していた。
健康志向でランチ利用も 人工肉は定着するのか
人工肉を実際に使っているレストランが北京にある。私たちが訪ねると、厨房で調理していたのは「シャオスーロウ(小酥肉)」という豚肉を揚げた料理…と思いきや、それも人工肉でつくったものだという。調理中の男性に話を聞くと、人工肉を炒める際は「油の温度を正確に把握し、120~140度に調整する必要がある」という。また、ソースの割合なども変わってくるそうだが、「味はいいよ!」と笑顔で話した。記者が“肉団子”を試食してみると、肉汁の物足りなさなど食感に少し違いはあるが、パサパサするなどの違和感はなく、満足度は高いと感じた。
ランチの時間帯になると、レストランは人工肉の料理を注文する客で賑わっていた。“ギョーザ”を注文した女性は「ヘルシーで太りにくいから、ダイエットになります」。“シャオスーロウ(小酥肉)”を食べていた男性も「きちんと歯ごたえがあり、お肉の感じに非常に近い」と絶賛だ。店のオーナーによれば、客の多くは周辺で働く会社員で、いわゆる菜食主義者ではないそうだ。ほとんどの客が健康を意識し、人工肉を選ぶのだという。
中国で健康志向が広がるなか、ここ数年で技術も飛躍的に進歩し、人工肉の市場規模は1000億円以上ともいわれる。ただ現状では、人工肉への高い関心も“新しいもの好き”な中国人の「好奇心」が先行している部分は否めない。今後、14億人の食卓にどこまで定着するのかが、世界の食料危機を防ぐカギにもなりそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/56a43202c92d28c3b6dcce2eeef147ed17df5c1c
今年の「ハンバーガー祭り」に登場した“人工肉のトリュフバーガー”
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国の政策も追い風になっているという
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揚げても蒸しても…「人工肉」の料理の幅は広がる
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