トヨタ自動車の長田准執行役員は1日、電磁鋼板の特許をめぐり日本製鉄から提訴されたことについて「長い協力関係にある中で、トップからトップへひと言あっていいのではないか」と述べ、遺憾の意を示した。
日鉄の橋本英二社長が事前に豊田章男トヨタ社長に直接断りを入れず、唐突に訴訟に踏み切ったことを問題視した格好だ。報道各社とのオンライン懇談会で、豊田社長の考えを伝える形で発言した。
長田氏は、橋本氏が10月末に日本鉄鋼連盟の会長の立場で開いた記者会見で今回の訴訟に触れたことについても言及した。長田氏は「あんなところ(鉄連会長会見)でやるのかな、と率直にびっくりしている」と強調し、提訴後も「場外」で発言を続ける日鉄側の姿勢に不快感を示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e48174317bd847cd47e50d4bcc70bbc430d1039