除虫菊
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) November 11, 2024
旧ユーゴスラビア原産の植物で、その名の通り殺虫成分が含まれている
現地で困っている害虫はノミくらいなので、かつてはノミ取り粉として使われていた
明治時代、日本に除虫菊が伝来し、日本で量産されるようになると、これを使った世界的大発明が生まれた
それが、蚊取り線香だ pic.twitter.com/BJ7LhsShDV
蚊取り線香は和歌山県有田市で生まれた
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明治の早い時期に国内での安定した除虫菊作りに成功したからだ
成功の理由は諸説ある
栽培に幾度も挑戦したが、みかん畑の合間に植えていたため、失敗している間もみかんの収入で生きていけたのも要因とされる
のちに合理的なコメとの二毛作も編み出された
原材料の除虫菊が安定供給できるようになっても、蚊取り線香の発明には難儀した
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平安時代から続く伝統的な蚊の撃退方法である蚊遣り火に混ぜることも考えられたが、夏に火をくべるのには暑すぎる
試行錯誤の末行きついたのが線香
線香に練りこみ40分ほどの継続時間を保つようになった pic.twitter.com/S8zeZKh16e
現在我々が知る形になったのは、創業者の奥様の発案
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渦巻き状にすることで朝まで効果を持続させることに成功
当時は蚊を媒介にする病気が多いので瞬く間に普及したという
のちに化学合成により殺虫成分が作られるようになっても、風味を残すために現代でもわずかながら除虫菊を練りこんでいる
蚊取り線香は火さえあれば誰でも簡単に使えるため、現在では、虫の多い東南アジアなどを中心に幅広い地域に受け入れられている
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) November 11, 2024
病気を媒介する蚊を避けれるという意味では、まさに世界中の命を救った大発明と言っても過言ではないだろう#にいがたさくらの小話 その307改
画像出典
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wikimediacommons https://t.co/yNxIaZ9qTo
大日本除虫菊株式会社HP https://t.co/yKk9VyXutf
以下、参考文献
御前 明良,除虫菊の栽培史と蚊取線香 その1,季刊経済理論,和歌山大学学術リポジトリ,2002-3https://t.co/ml929HV6kA
御前 明良,除虫菊の栽培史と蚊取線香…
蚊取り線香の代わり程度の量感覚で、ヨモギを燃やして蚊除けにしてる再現ドラマを見たことがあるのですが、除虫菊の効果が凄まじいとするた、お灸程度の量のヨモギは効かないのでは?と疑ってたところでした。
— 巫俊(ふしゅん) (@fushunia) November 11, 2024
奈良か平安か忘れましたが、そのころからの伝統である蚊遣りですね
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) November 11, 2024
お灸程度では効かないらしいんですが、キャンプファイヤー並みに燃やせば効くそうです
まあ、日本の夏にやる行為ではないですね
「大日本除蟲菊」という社名がカッコイイ
— わらわら (@yami_de_wara2) November 11, 2024
今でも金鳥は大日本除虫菊株式会社ですからね
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) November 11, 2024
蚊取り線香とカップ麺は日本人が人類に果たした最も大きな貢献だと思います。何億人もの人を救った。
— べっちゃん (@Becchan88) November 11, 2024
モンスーンアジアの蚊の量がえぐいですからね
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) November 11, 2024
日本は昭和まで在来マラリアの感染が
— syaba (@syaba48853163) November 12, 2024
ありましたものね
蚊の駆除は社会的問題だったhttps://t.co/FUSUx6LZ0H
最近、季節に関わらず蚊取り線香を買う機会がありまして、何かというとベランダのドバト避けです。
— なかちゆ(名前を考え中)💉💉ゆる推進派 (@kuncyan) November 12, 2024
都心の鳩がマンションベランダに巣を作る問題、そもそも洗濯物を外へ干せないのですが(景観などで禁止、車が多いので干しても汚れると思われるが)
花の香りの線香はそこそこ効き目ありました。
日本のテレビクルーがブラジルのジャングルに撮影に行って、泊まった小屋で蚊帳を吊り蚊取線香を焚いて寝たら、翌朝床が見えなくなるくらいの虫が落ちていたという。
— JOHNSON (@johnson_h8) November 11, 2024