PKを外した名手がSNSで誹謗中傷を受けている。
現地時間12月18日に行なわれたアカタール・ワールドカップ(W杯)決勝で、前回王者のフランス代表はPK戦の末に、2-4でアルゼンチン代表に敗戦。史上3チーム目となる連覇を惜しくも逃した。
勝負を決めたPK戦では、先陣を切ったエースのキリアン・エムバペがしっかりネットを揺らすも、続くキングスレー・コマンとオーレリアン・チュアメニがミス。4人目のランダル・コロ・ムアニが望みを繋ぐ一発を決めたが、アルゼンチンは4人全員が入れたため、力及ばなかった。激闘を繰り広げた同ゲームだが準優勝で終わったことにフランス国民は許せないようで、とりわけPKを外した2人は戦犯扱いのように批判に晒された。
ギニアにもルーツを持つコマン、そしてカメルーンとの多重国籍のチュアメニに対してSNSでは「黒人のくそ野郎」「お前はアフリカ人だ!フランス代表を去れ」などといったコメントや猿の絵文字など人種差別的発言が目立った。するとコマンが所属するFCバイエルン・ミュンヘンは、「FCバイエルンはキングスレー・コマンへの人種差別発言行為に対して強く非難します」と抗議。「バイエルンファミリーは親愛なるキングの傍にいます。人種差別はスポーツ界や我々の社会であってはいけない」と続けた。また、ゴールを捉えられなかった2人のほかに、アルゼンチンのゴールを1本も止め切らなかったGKユーゴ・ロリスにも「ロリスは唯一仕事をしなかった白人、ファック!」「ロリスはベンチだ」と非難の声が届いている。
全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/079ef5dec75bd27c4726ab4e5be44bf1bc0ec67c


