「あっ、ごめんなさい。産経新聞、大変失礼しました」。共産党の志位和夫委員長が9日の記者会見で、朝日新聞と小紙を間違え、謝罪する珍事があった。朝日が、党首公選を訴えたジャーナリストの松竹伸幸氏を除名処分とした党対応を社説で批判したことに仰天し、日頃から念頭にある小紙と混同したのか。
▼くだんの社説「共産党員の除名 国民遠ざける異論封じ」は書く。「かねて指摘される党の閉鎖性を一層印象づけ、幅広い国民からの支持を遠ざけるだけだ」「異論を許さぬ強権体質としか映るまい」。めったにないことだが、抄子も朝日の見方に心から賛同する。
▼ところが、志位氏はこれに猛反発した。「朝日に指図されるいわれはない」「悪意で党を攻撃する者に対しては、私は断固として反撃する」。はて、志位氏は政府が保有を決めた反撃能力に対し、他国に脅威を与えるものだと反対していたのではなかったか。国がやり返すのはダメで、党ならいいとはこれいかに。
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