姫路城3千万円ふるさと納税で「城主体験」1人が応募の意向
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20220105/2020016641.html
姫路市はふるさと納税で3000万円以上を寄付すると、姫路城までヘリコプターとハイヤーで送迎されるほか、観光客が入ることができないエリアを専門家の解説付きで見学するなど、城主となった気分を味わえる体験イベントを返礼品に加え、募集を始めています。
姫路市の世界遺産・姫路城を訪れた観光客は、新型コロナの影響で昨年度は39万人あまりと前の年度の4分の1まで大きく減っています。こうした中、姫路市は観光需要を喚起するきっかけにしようと、姫路城の城主になった気分を味わえる体験イベントをふるさと納税の返礼品に新たに加えました。
3000万円以上を寄付すると姫路城までヘリコプターとハイヤーで送迎され、閉門後に、一般の観光客が入ることのできない渡り櫓などを専門家の解説を聞きながら見学できます。また、甲冑姿の役者が戦の様子を再現して臨場感を演出するほか、城主になった証しとして、画家が描いた肖像画や姫路城への「永久入城権」が贈られるということです。
市は先月、先着で2人の募集を始め、これまでに1人から寄付の申し出があったということです。3000万円以上を寄付して所得税などから自己負担額を除く全額が控除されるのは、収入が6億6000万円を超える人に限られるということで、今月末の締め切りまでにあと1人の応募があるか注目されます。