■どんなに魅力的でも、土地だけの物件は選ぶな
私が田舎物件を探し始めたのは30代からですが、この30年で大きな災害に2度遭遇し、その度に新たな物件探しをして移住したので、実際に現地に足を運んで見て回った田舎物件は北は宮城県、南は長野県、山梨県まで、軽く100物件はあるでしょう。データを見て検討した数を入れれば1000件近いと思います。
また、実際に都会から田舎に移住して暮らしている人たちとも数多く交流してきましたので、都会人が田舎暮らしに抱く幻想や、その幻想・錯覚から生まれる失敗もいろいろ知っています。
ここでは、そんな私が実際に経験してきた「田舎暮らしの失敗例」や「田舎不動産物件探しの注意点」をまとめてみます。
最初に強調したいのは、土地だけの物件はどんなに魅力的でも諦めなさい、ということです。
最近、コロナ禍で観光地などに遊びに行くことが難しくなり、都会の人たちが自分専用の遊び場として「山」を買って「マイキャンプ場」を持つことが流行っている、などとテレビで報道されているのを何度か見ました。
「山を買った人たち」が楽しそうにキャンプしたり、バンガローもどきのようなものを作って「ここに住めるようにします」なんて言っている絵作りをして、「こんな生き方も夢があっていいですね」などと能天気なナレーションをかぶせるわけですが、少しでも田舎暮らしを経験した人が見れば「だみだこりゃ~」です。
■山の中の土地なんて値段がつくようなものではない
そもそもよく聞くと、買ったのは「山」丸ごとではなく、山の中の狭い土地で、周囲は他人の土地だったりします。そのうちに隣接する土地の所有者や現地の住民たちとトラブルを起こすんじゃないかと心配です。「そこはうちの村の里山だ。何を勝手なことしている」などと怒られないといいのですが。
「この土地、300坪で150万円でした。この車より安かったです」なんて自慢している人を見ると、いいカモにされたなあ、と同情してしまいます。ただの山の中の300坪なんて、ほとんど値段がつくようなものではないのです。150万円あるなら、10万円かけた贅沢な国内旅行を15回楽しんだほうがずっといい思い出になります。
ま、最初は楽しめても、虫に刺され、ヘビに驚き、ヒルに血を吸われ、猪や鹿に荒らされているうちに嫌気がさしてきて放置することになるでしょう。
……と嘲笑している私自身、かつては「山を買う」ことを真剣に考えた時期があります。
■ゼロから家を建てると数千万円の費用がかかる
越後の280万円の家を買う前、宮城県丸森町にある山一つを見に行ったことがあります。確か価格は1200万円くらいでした。払える金額ではなかったのですが、ローンを組んででも手に入れる価値があるかもしれないと思ったのです。
その山は7町歩(約7万m2、2万1000坪)くらいあったでしょうか。どこからどこまでというのもよく分からないような代物(しろもの)で、本当に「ただの山」でした。広葉樹が茂る自然は魅力でしたが、まず、家を建てられそうな平坦地に入るまでの道がなく、短い距離ですが、自分で道を造らなければなりません。当然、電気も水道も来ていません。電気は引いてもらえるでしょうが、水は井戸を掘らなければなりません。どちらも百万円単位の費用がかかります。それだけの土台作りをして、さらにゼロから建物を建てるとなると、たちまち数千万円の費用がかかります。当然、そんな金はないので、即、やめました。
■エイヤッと買ったが、持て余した500万円の土地
当時、世の中はバブルに突入していて、日本中で別荘地開発や半リゾート分譲地(自然が色濃く残っている土地を定住もできる住宅地として開発したもの)が造られていました。
私もその頃は雑多な仕事を寝る時間もないほどに抱え込んでいてそこそこの収入があったため、調子にのって福島県の某高原にできた別荘地の一角を、迷った末に購入しました。価格は500万円ほどで、その全額を銀行ローンを組んで支払いました。当時の銀行住宅ローンの金利は8%近かったので、銀行もホイホイ貸してくれました。
土地だけですから、家を建てるためにはさらに最低でも1000万円以上のお金がかかるでしょうが、とりあえず土地だけでも持っておけばいいか、という気持ちでした。無理そうなら売ってしまえばいいと思ったのです。
しかし、冷静になってみると、やはり家を建てる金は作れそうにありません。
※以下リンク先で
https://president.jp/articles/-/60889
銀座に山買うだ
田舎暮らしに夢見過ぎや
都会とは比べ物にならん管理の手間がかかる
まぁ主に雑草との戦いだが
>>4
塩撒いたら生えなくなる
駐車場の一角で試しただけだけど
>>7
塩は塩害おこすからやめとけ。
周りの金属錆びさせるぞ。
要らなくなっても捨てれないんだよね
誰も買ってくれないから売りに出しても売れない
なのに税金は毎年かかる
知り合いが山持ってるけど
境界の確認とか定期的な見まわりや下草刈りだけでも
面倒くさいって言ってた
隣と挨拶しなくて良いが
田舎の土地持ってても価値にならないのは
なんとかしたいんだよなぁ。
何も生み出さない草刈りのためだけに行かないといけないとかさ。
>>14
それはまだいい
売ったり数十年貸したりしたときの収入より高い相続税何とかすべき
都心は相続税安すぎ、地方は高止まりしすぎ
これを機に小説描いたらええやん
書いてあることが全部、山買おうなんて人なら当然分かりきってる事なんだけど
>>22
都会で生まれ育ってると田舎の人が常識だと思ってる事を一切知らない場合はかなり多い
高齢で農業ができなくなった近所の人の田んぼを維持管理がてら自分とこのついでにそっちでも米作ってた
相場より多めに賃料払ってたんだが、その人が亡くなって都会で暮らす娘さんが田んぼを相続
賃料をチェックしたら安すぎるんで改定しますって言ってきた
来年から1反辺り月10万円にしますだと
4反管理してたんで月40万円、年間480万円
じゃあ来年からお返ししますねーって言うしかないわ
田んぼ1反で出来た米で得られる収益って上手く行ってもせいぜい年間12万円だからな
4反で48万円
それに480万円払えってw
大規模な台風とか何か災害があったら収益ゼロになっちまうこともあるし
1年でも放っておいたらどれだけ荒れるかも知らないんだろう
タダでも誰かに使っておいて貰った方がいいのにな
戸建ては住宅街ですら敷地の草取りが面倒臭いのに田舎の広い土地なんてやっとれんよ
先祖代々受け継いでる山をたくさん持ってるけど
まあ美味しい思いは結構させてもらってるな
山にも格ってのがあるもんで
今一般人が買える山なんてクズ山しか無いでしょ
ローン組んで家を建てるために山を買おうとした>>1が大馬鹿なだけって話だわなこの記事
日本中の檜と杉の山を買って檜と杉の木を駆逐したい
実際そんな金はないが
不法投棄されまくって行政に命令されて自腹で産廃処理を延々と続けさせられるとか、罰ゲームにも程がある
整地されてない土地に税かけないでほしいよなと常々思う
>>59
何にもならないもんね
道がないんじゃ畑どころかキャンプもできない
道つくってもあっという間に雑草に埋め尽くされる
それなのに税金高いなんて価値がないんで買われないからますます道ができなくて
できてもあっという間に雑草に埋め尽くされる
自然は増えるかもしれないけど国としてはどうなん
もうちょっと考えろよなって思う
管理が大変だからな
不法投棄対策とかやってやれない
千葉某所の山林3500坪を60万円で売ってくれると聞いて、
現地を見に行ったら不法投棄家電の山だったでござる。
猫の額ぐらい狭い家の庭でも草むしるの大変なのに山の管理ただでやるとか地獄だろ
虫と共存できる奴だけが田舎に住みなさい