1:名無しさん




知床半島のヒグマを研究している北海道大学大学院獣医学研究院の下鶴倫人准教授は、知床半島では、観光客などの人と接する機会が増えることで、一部のヒグマの行動に影響を及ぼしていると指摘します。

下鶴准教授は「ヒグマは本来は人と遭遇しても自分から立ち去ることが多いが、観光客が多い知床半島では、ヒグマが人を見慣れることで、立ち去らないようになる個体が一部にいる」と話しています。

また、男性が行方不明になった登山道の周辺では、登山者の至近距離でヒグマの目撃情報が相次いでいたことについて「人との接触を繰り返すことで、ヒグマの行動がエスカレートしていった可能性がある」と指摘します。

その上で、下鶴准教授は「至近距離での目撃情報が相次いでいた中で、今回の事案を防ぐことができなかったのは、非常に残念だ。人に接近するヒグマが目撃されるような地域では、そのエリアを立ち入り禁止にするなどの対策をとることが必要だ」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20250815/7000077970.html