国際サッカー連盟(FIFA)が、2018年ロシアW杯における収益のうち開催国ロシアに対する支払いの大部分を拒否した。
ロシア国営通信社「RIAノーボスチ」によると、ロシアサッカー連合の要職にあるマキシム・ミトロファノフ氏がW杯開催時の支払いに言及。「30%の金額はすでに受け取られている。現在FIFAの立場として、支払いが一時停止されている」と明かした。「キャンセルはされていない」とミトロファノフ氏は主張しているが、FIFAがロシア側の取り分の支払いを拒否している現状が浮き彫りになった。ロシア側は1億ドル(約128億円)を受け取ることになっているが、FIFAは残りの約7000万ドル(約90億円)の支払いを拒んでいるとみられる。
同国メディア「スポーツウィークエンド」によると「一連のスキャンダルと訴訟のために、IOC(国際オリンピック委員会)はロシアのスポーツに対する〝ムチ打ち〟を呼びかけた。FIFAは財政的に有利になるように、これを利用した」。ロシア側はFIFAがウクライナ侵攻に対する制裁に乗じて〝トンズラ〟しようとしていると批判を強めているのだ。
スポーツ界でもロシアに対する経済制裁が強化されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9641da628802653597d138e9e4b1fe3ae1e97f37