21日未明、首都高でトレーラーが炎上、周辺は立ち上る黒煙と炎で一時騒然となりました。また、車内から脱出した運転手が後続車にひかれ、死亡しました。
21日未明、東京・首都高速道路で撮影されたのは、立ち上った激しい炎と黒煙です。炎のすぐ脇には停車したトレーラーがあり、運転席部分が燃えていました。
サイレンの音が響いた直後には爆発音。動画の撮影者によると、爆発音が3回ほど聞こえたということです。
未明に起きた 炎上事故。21日午前2時過ぎ、「トレーラーが壁にぶつかって燃えている」と110番通報がありました。
現場は東京・墨田区。首都高速道路の上り線、駒形パーキングエリア付近です。警視庁によると、トレーラーは高速道路上で側壁にぶつかり、そのまま擦るような形で前へ進み、停車した後、炎上したといいます。
その事故の瞬間を捉えたライブカメラの映像には、トレーラーが停車した瞬間、火柱が上がる様子が映っていました。一度はおさまるものの、数分後に再びトレーラーは炎に包まれました。
夜空に黒煙が漂う中、繰り返し起きる“爆発”。発生から20分ほどすると、救急車両も駆けつけました。現場では消防隊員が懸命な消火活動をしていました。
また、事故の直後にはトレーラーの運転手が亡くなる事故も起きました。トレーラーを運転していた50代くらいの男性が高速道路上におりていたところ、後続のトラックにはねられたということです。男性運転手はその場で死亡が確認されました。
警視庁は、トラックを運転していた村元雅彦容疑者(63)を過失運転致死の疑いで逮捕。村元容疑者は「燃えたトレーラーに気をとられ運転手の発見が遅れてしまった」と話し、容疑を認めているということです。
一方で、「ほかのトラックもひいた」とも話していて、警視庁はひき逃げ事件の可能性も視野に、当時の状況を詳しく調べています。
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