昨年2月19日に双子の女児を出産した元バレーボール全日本女子の大山加奈さんが、7日に自身のインスタグラムを更新。双子をベビーカーに乗せてバスを利用しようとしたところ、ショックな出来事があったことを明かした。
大山さんは双子用ベビーカーに娘を乗せた写真を添えて「バスに乗れなくて泣く日が来るなんて…」と書き出し、「一度チャレンジして撃沈した双子ベビーカーでのバス利用」に挑戦したことを報告。しかし「バス停でバスが来るのを待ち、後ろのドアから乗り込もうとしたら…なんとドアを開けてもらえませんでした」と明かした。
「そのまま走り去るバス…悲しくて込み上げてくる涙を堪えながらもう帰ろうかとふたごに話しかけていたら一緒に並んでいた方が、『次はわたしが運転手さんに言いますから』と声をかけてくださり、次のバスを待つことに」とし、「次のバスはドアは開けてくれましたが歩道の段差とバスのステップまで大きな溝が…歩道から直接バスに乗り込むというのも無理な距離だし一度車道に降りる幅もないというどうにもならない状況…困っていても運転手さんはスルー」と説明。
「乗客のご高齢の女性が手伝ってくださろうと動いてくれましたがこんな重いベビーカー持たせられません…火事場の馬鹿力でベビーカーを持ち上げなんとか乗り込みました…(高校時代デッドリフトやりまくっていてよかった…)」と自力で持ち上げたと明かした。
さらに「目的地に到着し、また更なる困難が…あの段差問題、乗るより降りる方が大変なのです。。。先ほどのあの女性が手を差し伸べてくださりこの重いベビーカーを持ち上げてくれてなんとか降りることができました」とし、「運転手さんは再びスルー」。大山さんは「悲しくて悔しくて…乗客の女性の優しさが沁みて…色々な感情が込み上げてきて涙腺崩壊…泣きながらショッピングモールへと向かいました」と振り返った。
「これまで数々の修羅場を潜り抜けてきたのになんでこんなことで泣いているのだろうって自分でも思いましたが涙が全然止まらなくて…迷惑な存在だと思われたことがやはりとても悲しくて…あのバスが走り去る光景思い出すとまた涙が出て来ます…」と大山さん。「運転手さんは席を離れてはいけないというルールがあるのでしょうか?あるのであれば仕方のないことですがもう少し手を差し伸べてもらえたらありがたいなと」と呼びかけた。
そして「これを書くとまた子連れ様とか双子ベビーカーで公共交通機関使うなとか言われるんだろうな」としながらも、「こんな思いをしている親御さんたちや車いすの方たちたくさんいると思うのです。だから批判も来るだろうけどこうして声を上げていきます!! こんな投稿ひとつで何か変わるかはわからないけれど…困っている人が少しでも救われますように」と願いを込めていた。
https://hochi.news/articles/20221107-OHT1T51077.html