【#今、そなえる】空気から水を作りだす 進化する“ウォーターサーバー”
「♯今、そなえる」をテーマに災害に備えた食料や日用品の備蓄の進化についてお伝えします。いざという時に役立つ商品やサービスは進化を続けていて、ライフスタイルに合わせて、選べるようになっています。
広い範囲で被害が予測されている、南海トラフ巨大地震。支援物資の遅れも懸念されることから愛知県は、可能な限り1週間分程度、最低でも3日分の食料や水を備蓄するよう、呼びかけています。
しかし。去年、県が実施した防災意識調査によると、「3日分以上用意している」という人は、食料が39.2%、飲料水が46.5%という結果でした。
■生活に欠かせない水は、1人あたり「1日3リットル」が必要
生活に欠かせない水は、1人あたり、1日3リットルが必要とされています。家族全員の3日間分をペットボトルなどで保管しておくのは大変…という場合は、こんな方法もあります。
「非常にまろやかで飲みやすいです。このウォーターサーバー、一見、普通のウォーターサーバーに見えますけども、実はあらかじめ水を用意する必要がないんです」(記者)
■電気さえあれば、水は作りたい放題
安城市の会社が製造したウォーターサーバー。必要な時に、水を作り出すシステムなんです。
「 “空気から水を作っている” ということになります。電気さえあれば、水は作りたい放題です」(Ai Heart Japan木村幸雄社長)
■1日に作ることができる水は、2リットルから8リットル
仕組みはこうです。まず、大気中の水分を特殊な素材で吸着させます。次に、ヒーターで温めて蒸発させたあと、常温に戻し発生した水をろ過して、飲めるようにしています。1日に作ることができる水は、2リットルから8リットル。価格は1台当たり約24万円です。
■商業ビルでは、植物への水やり用としても使用
「備蓄水と言うものがあったとしてもですね、例えば廃棄の年数ですね。何年かに一度、廃棄という形でせっかく備蓄してきたものを入れ替えないといけないという。要するに処分ですね。であれば、最大限に、普段から生活の中で使っていただいて、本当に何か起きたらそれを取り出して利用できる。そう言う風に使っていただけたらそれが理想だなと思っています。“備えない防災”ですね」(木村幸雄社長)
豊田市内の商業ビルでは、植物への水やり用としても使われている、このシステム。一般の利用者からの問い合わせも年々、増えているそうです。
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水を作るシステム図(メ~テレ(名古屋テレビ))
Ai Heart Japanのウォーターサーバー(メ~テレ(名古屋テレビ))
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ffd882bc12d18cc1adaf9f9115f82be56e2b52f
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