政府は11月30日から、外国人の新規入国を原則停止している。入国が認められる日本人らのうち、オミクロン株が流行している国・地域からの入国者については、空港検疫での陰性確認後、国が確保した施設で3~10日の待機を義務づけている。
入国者を一時待機させる施設が不足していることで、オミクロン株が流行している国や地域からの入国者が、到着した空港から離れた場所への移動を余儀なくされるケースが起きている。米国から成田空港に帰国後、福岡空港近くのホテルに移された男性(28)が読売新聞の取材に応じた。
男性は7日午後3時過ぎ、成田に到着。空港検疫の結果を待っていると、「東京近郊のホテルが足りないので福岡に行っていただく」と説明された。同じ便に乗っていた約40人からは戸惑いの声が上がったという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211212-OYT1T50095/