鹿児島銘菓のかるかんの話題です。
秋から冬にかけて原料である自然薯が旬を迎えることから、この時期に作られる「かるかん」は”新薯かるかん”と呼ばれています。
かるかんが、よりおいしく感じられる季節なんですが、実はその自然薯の確保が年々厳しくなっていると言います。
歴史ある鹿児島銘菓「かるかん」の今を見つめます。
3年前の南日本新聞。
紙面広告にこんな文字が。
「自然薯、買います」
広告主は、県内の老舗和菓子店「明石屋」。
鹿児島を代表する銘菓「かるかん」発祥の店です。
第11代藩主・島津斉彬から「江戸や大阪に負けない菓子を作ってほしい」という命を受けた明石屋の初代が、鹿児島の良質な自然薯に目をつけ、作ったのが始まりとされています。
その後、餡が入ったかるかん饅頭が登場し、最近では、「焼きかるかん」というアレンジメニューも。
県民にも長年愛されています。
「かるかんが大好きなんです。ひ孫たちも大好きで。『ばあば、かるかんある?』って」
「もっちりしてるよね。お土産は、絶対明石屋で(かるかんを買う)。鹿児島(のかるかん)は有名だし」
かるかんとともに店の歴史を刻んできた明石屋は、なぜ広告を出してまで自然薯を求めたのか?
7代目の岩田英明さんにその背景を聞きました。
https://www.kts-tv.co.jp/news/24694/
