国際学会で土について解説する私。世界中に仲間がたくさんいると分かると心強い。みんな、私たちが飽き飽きしてる火山灰土壌(黒ボク土)ってやつが見たくてここまで来るんだ。陸地面積の1%もない土が日本には国土の3割(実感なら5割)もある。 pic.twitter.com/Qd10P4XSv8
— 藤井一至 (土の研究者) (@VirtualSoil) August 30, 2025
黒ボクとは、土の色と乾燥した土を触った場合のボクボクした感触に由来し、古来からの農民による呼び名であった。また、黒土と呼ばれることも多いが、日本国外の黒土(チェルノーゼム)と性質は異なる。また、地域によっては黒ノッポ、黒フスマ、黒ニガといった呼び名を使うこともある。
母材である火山灰土と腐植で構成されている。表層は腐植が多いため色は黒色又は黒褐色、下層は褐色となる。火山山麓の台地や平地でよく見られ、一部火山灰に由来しない黒ボク土も存在し、この場合は火山より遠く離れた地でも見られる。
火山噴火により地上に火山灰が積もり、その上に植物が茂る。枯れた植物は分解されて腐植となり、長い時間をかけて黒ボク土を形成する。ローム層も火山灰を由来とするが、ローム層が形成された時代は気候が冷涼だったため植物が分解されず、黒ボク土とは異なる土壌となった。
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