終わる時までは終わったわけではない。
韓国発の暗号資産「ルナ」の価格がこの1週間で99.99%下落したが、地獄の状況でも最後の一発を求めルナをめぐる投資家の短期差益を狙った動きが広がっている。
その余波で韓国の一部暗号資産取引所ではルナが国際相場より2800倍以上高い価格で取引される異常現象も見られている。
世界の暗号資産市況中継サイトのコインマーケットキャップによると、15日午後1時基準でルナは24時間前より52.13%上がった0.0003791ドルで取引中だ。
この日午前に一時230%上がるなど価格が急騰している。先月100ドルを超えていたルナがこの1週間で99.99%下落しただけに1日の騰落率は事実上意味がない。
問題はとんでもない「キムチプレミアム」だ。キムチプレミアムは韓国の暗号資産相場が海外取引所より高いことを意味する。15日午後1時基準でビットサムでルナは24時間前より15.9%上がった1414ウォンで取引中だ。
国際相場より2800倍以上のキムチプレミアムがついた。その上24時間の取引代金規模だけで149億ウォンに達し、ビットサム基準で上位10位に名前を上げた。
韓国最大の暗号資産取引所であるアップビットでルナは同じ時間に0.8ウォン程度で取引されている。ビットサムのようなキムチプレミアムはなかったが、前日より0~50%上下するなど深刻な変動性は同じだった。
ルナの異常なキムチプレミアム現象は、上場廃止直前まで大きな変動性を利用して短期差益を狙う一部の取引者と反騰を機に損失を少しでも減らそうとする既存の投資家が入り乱れた影響とみられる。アップビットは20日にルナの取引を中断する計画で、ビットサムも27日午後3時にルナの上場を廃止する。
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https://japanese.joins.com/JArticle/291053