ネットで知り合った相手と長期間かけて仲を深め、最終的にお金をだまし取る「国際ロマンス詐欺」の一種として、相手を投資に誘って巨額のお金を引き出す「豚殺し」と呼ばれる手法が、東南アジアを中心に産業と呼べる規模にまで巨大化しており、身柄を拘束された状態の人々が詐欺を行うことを余儀なくされていることが報告されています。
「豚殺し」を意味する中国語「殺豬盤」は、2017年ごろから用いられるようになった言葉で、中国では2019年4月までに876名の被害者が出ており、被害総額は2億元(約40億円)以上にのぼります。
詐欺のプロセスを「豚を育てて殺す」様子に見立てて「豚殺し」と呼ばれているもので、そのステップは以下のような感じ。
1:詐欺師がSNSアカウントで自分自身を「猪圏(豚舎)」として作り上げる
2:SNSで被害者を探す(「選猪」)
3:被害者との信頼を深める(「養猪」)
4:被害者を投資などの偽プロジェクトに誘いこみ、参加するよう説得する
5:被害者にわずかな見返りを与えたのち、大金を投資させた上で持ち逃げする(「殺猪」)
産業化した「豚殺し」の複雑な点は、この「詐欺師」が単独で活動するわけではなく巨大組織の中の一員で、しかも何らかの形で集められ強制労働させられている人々であるという点です。
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https://gigazine.net/news/20220719-industrial-scale-scam-pig-butchering/