英国の公共放送BBCは26日発表した経営改革案で、数年間で職員を最大1000人減らすと発表した。ライセンス料(日本の受信料に相当)収入の増加が見込めない中、経営の効率化を目指す。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、削減対象となるのは全職員の約6%に相当する。BBCは、コスト削減策で年2億ポンド(約320億円)を捻出するとしている。ネットフリックスなどの動画配信サービスに対抗し、新たに得た資金で番組のオンライン配信を強化する。
具体的な改革案として、リストラに加え、チャンネル数を削減するとした。子供向けの「CBBC」、音楽やドラマなど娯楽中心の「BBC4」の放送を停止するほか、英国内と海外向けに放送していたニュースチャンネルを一つに統合する。また、「デジタル・ファースト」を掲げ、視聴者の75%をオンライン配信に誘導することを目指す。
全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220527-OYT1T50247/