今年パブリックドメインとなった「クマのプーさん」(A・A・ミルン著)のホラー実写映画化が早速進行中だ。タイトルは『ウィニー・ザ・プー:ブラッド・アンド・ハニー(原題) / Winnie the Pooh: Blood and Honey』で、プーさんとピグレットはメインの悪役として凶行に及ぶことになる。
監督、脚本、共同製作を務めたリース・ウォーターフィールドがVarietyに語ったところによると、本作はプーさんの「100エーカーの森」のモデルになったイングランド・アッシュダウンの森からそう遠くないところで10日間で撮影されたとのこと。大学進学を目指すクリストファー・ロビンから引き離され、自ら食べ物を狩らなければならなくなったプーさんとピグレットの姿が描かれる。
ウォーターフィールド監督は「彼らは動物のルーツに戻ったんです。彼らはもはや飼い慣らされてはいません。獲物を探し回りたいと望む、獰猛なクマとブタのようなものなんです」と説明。ロバのイーヨーは、飢えたプーさんとピグレットにすでに食べられてしまっていることも明かした。
唯一の心配事はディズニーから何かを言われること(※ミルンの「クマのプーさん」はパブリックドメインになったが、それを基にしたディズニー版の使用権はディズニーが保持している)であり、ウォーターフィールド監督は本作をオリジナルの1926年版のみに基づいたものにするよう細心の注意を払っているのだという。そのため、本作のプーさんは赤いTシャツは着ていない。製作のジャギド・エッジ・プロダクションズは年内の公開を目指しているとしている。(編集部・市川遥)
https://www.cinematoday.jp/news/N0130356
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