なぜ破綻危機?…茶室付きの豪華な役所に怒る京都市民
11/9(火) 16:53
MBSニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/36bedb4451619a30b39ddfbe82836e7b2dd0c244
京都市は現在、深刻な財政難に陥っていて、突然『保育所を廃止にする方針』を打ち出したり、市バスや市営地下鉄の『運賃の値上げ』を決めたりと、“市民の痛みを伴う改革”を行っています。そんな中、今年9月に改装工事が完了した京都市の市議会議場。“京都らしさ”にこだわって宮殿のような趣になっていました。財政難の中で京都らしさはどこまで必要なのか。市民からは怒りの声が上がっていました。京都市が打ち出したのは、早くて2024年度から、市営地下鉄の運賃30円値上げや、市バス運賃を20円値上げするという計画でした。京都市営地下鉄は初乗り運賃が220円で、現状でも日本一高い状況ですが、さらに値上げするというのです。 (丸山はるかさん)「JRと地下鉄を合わせて、3か月分の定期代で約5万円を払っています。元々高いなって思うし、学割もあまり効かないから余計に高いなって感じます」京都市営地下鉄は、全国の鉄道の中で学割率は2番目に低く、さらに通学定期が1か月で1000円以上値上げになる可能性もあります。丸山さんは、父親が病気を患っているため、教科書をメルカリで買ったり食費を削ったりするなどして生活をしていますが、これ以上の負担増は厳しいと話します。
学生にまで負担を強いる京都市。その背景にあるのは財政難です。 (京都市 門川大作市長 今年6月) 「このままでは10年以内に京都市の財政は破綻しかねません」
京都市はすでに実質8000億円以上の借金を抱えていて、将来の借金返済のために積み立てていた減債基金も2005年度から切り崩しを続け、5年後にはこの基金も枯渇。破綻を意味する「財政再生団体」に転落する危機に直面しています。
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