MLB、スポーツ専門局ESPNとのTV契約終了を発表「削減要求受け入れられない」 放映権料急騰 26~28年残り3年契約破棄合意
米大リーグ機構(MLB)は20日(日本時間21日)、今年でスポーツ専門局ESPNとのテレビ中継などの契約を終了すると発表した。
MLBは声明文の中で「ESPNとは1990年に遡り、長く相互に有益なパートナーシップを築いてきた」と、40年以上にわたる協力関係にあったことを記述。
「残念なことに近年のESPNは野球中継の規模を縮小し、投資も縮小している。MLBの高い視聴率、貴重な視聴者層、そして、ホームランダービーのようなユニークなイベントを独占的にカバーする権利を提供していることを考えると、ESPNが放映権料の削減を要求することは簡単には受け入れられない。その結果、我々は契約を終了することで合意した」と、ここまでの経緯に触れながら関係解消の理由を説明した。
今後については「我々は今年末のESPNとの契約終了後、2026年シーズンからの新たな契約に向けてその機会を探っていく予定だ」と、他のメディアとの交渉を進めていく考えを示した。
米スポーツサイト「アスレチック」は、ESPNはMLBと22年に7年契約で合意。26年から28年の残り3年は年間約5億5000万ドル(約825億円)の放映権料を支払うことになっていたと報道。
「同局の考えを知る関係者は現在の市場価値をはるかに超えていると判断したという」と伝えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f2ef0f5877af2927485efa662fade75a6c7152d

