予約を一方的キャンセルとの噂が広まり騒動に 調査結果を発表“事実無根”
羽生結弦アイスショー余波、炎上のホテルが騒動を謝罪 誹謗中傷や営業妨害行為に法的措置も示唆
ホテルセレクトイン八戸中央は6日、公式ホームページ上に「当ホテルのSNS上の内容についてのご説明」と題し、SNS上での炎上騒ぎについて説明した
フィギュアスケートの羽生結弦さんの単独アイスショーが12月2、3日に青森・八戸で開催されると発表され、八戸市内のホテルに予約が殺到。そのなかで、一部のホテルがあらかじめ入っていた予約をシステム障害を理由に一方的にキャンセルし、料金を大幅に釣り上げて再び販売したとの書き込みがなされた。
「ホテル側の一方的なキャンセルが事実なら、愚かにも程がある」「八戸のイメージを下げるだけ」など厳しい声が上がったが、どのホテルなのか具体的に名前は挙がっていなかった。ネット上では、「ホテルセレクトイン八戸中央」の名前が独り歩き。同ホテルの公式サイトと運営会社のホームページにはアクセスが殺到し、サーバーダウンやつながりにくい状態となった。
一方で、この流れに対し、「私がキャンセルくらったホテルは違うところなんだけどなぁ」と、ホテルセレクトイン八戸中央とは異なるホテルで被害に遭ったとする書き込みも複数あった。
運営会社は同日、ENCOUNTの取材に現在事実確認中と話していた。独自に調査していたホテルセレクトイン八戸中央は「このたび12/2、12/3のアイススケート公演に伴う一連のSNS上での内容につきまして、確認をした結果をお伝え申し上げます」とし、以下の4点を報告した。
1)宿泊者の予約を当ホテルから一方的にキャンセルしたという事実は確認の結果、ございませんでした。これは宿泊予約受付担当者一人一人に、休日担当者も含め内容確認をしたものです。
2)当ホテルから一方的に予約をキャンセルされた、という方からのお電話等についても10/6時点では、ございませんでした。
3)ネット上で書かれているシステム障害につきましても社内でシステムエラーが起きていたかの履歴確認を致しましたが、システム障害が起きたという事実は一切ございませんでした。
4)今回の宿泊料金の高騰につきましては、大変人気のあるアイススケートショーが公演されるという事で、この地域全体の宿泊価格が高騰していたという事実はございました。ダイナミックプライシング上、そのように販売した事実はございます。
一方的なキャンセルについては全面的に否定。また、ダイナミックプライシングとは、イベントなどの需要に応じて価格を変動させる仕組みで、青森では東北三大祭り「ねぶた祭」の開催中もホテルは高騰する傾向にある。
そして、「このたびは世間をお騒がせし、ご心配をおかけしてしまい誠に申し訳ございません。当ホテルといたしましては今後も誠心誠意、お客様をお迎えすべくスタッフ一同、引き続き精進していく所存でございます。何卒よろしくお願い申し上げます」と騒動を謝罪した。
最後に、「なお、誤表記、店舗への無言電話や、誹謗中傷及びSNS上における営業妨害行為につきましては、法律的な判断をすることも検討しております。何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます」と、悪質な書き込みに対しては法的措置を取ることを示唆した。
ENCOUNTが確認すると、当初“予約したのにキャンセルされた”と訴えていた書き込みは、7日時点で多くが削除されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/19b4d0df73a907e9bc424ace25798a2663b1f99f
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