ロボット開発事業を手掛けるツバメインダストリ(東京都江戸川区)は6月9日、搭乗型ロボット「アーカックス」のプロトタイプを開発したと発表した。「SFに出てくるような大型ロボットに実際に乗り込んで操縦する」という体験を提供することを目的に製作した。
アーカックスは全高4.5m、重量3.5t。搭乗操作型のロボットで2本の腕と車輪がついた4本の脚を備え、バッテリー駆動による自走が可能。28の関節自由度があり、コックピット内のジョイスティックやペダル・タッチパネルで操作できる。
ロボット全体の姿勢が変わる2種類のモード「ロボットモード」と「ビークルモード」に変形可能。モードに応じて操作できる箇所も変わる。移動速度も変化し、ロボットモードでは時速2kmだが、ビークルモードの最高時速は10km。
夏頃には製品として発売する予定。価格は未定。同社は「アーカックスは搭乗型ロボットという全く新しいマーケットを形成することを目的としている」と説明。ベンチマークは超高級車や自家用ジェット機のようなラクジュアリー市場、主たる顧客は富裕層を想定。国内だけでなく海外向けの受注販売も予定している。
Twitter上では「完成おめでとうございます」「めちゃくちゃかっこいい」「ロボット技術の歴史の素晴らしい一歩」など、多くのユーザーが祝福の声を上げている。他にも、「すげぇ! モビルスーツじゃん!」「メタルギアREXのようだ」「目指せ、スコープドック!!」など大型ロボットが登場するアニメやゲームを連想するユーザーも見られる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a5ab323672414af0e0b1f6372f2fccd96bf700c
弊社が開発している搭乗型ロボット”Archax アーカックス”のプロトタイプが完成致しました。
— ツバメインダストリ(株)/Tsubame Industries Co.,Ltd. (@Tsubame_HI) June 9, 2023
プレスリリースを公開致しましたのでご覧ください https://t.co/LtcJD66R78 pic.twitter.com/n4zMXDXoGV